マルコです。元気で丈夫なイメージのある私ですが、実は10年前に、ガンの疑いという今までの人生で一番大きな病気をしています。産後1年というまさかのタイミングで判明し、手術を受けることになったお話です。どなたかの参考になればと思います。
※私が手術した子宮頸がんの段階は、「高度異形成」と言い、ガンの前段階の状態で、厳密にはガンになったとは言えない状態です。しかし、メインタイトルにはあえて「子宮頚ガン」「ガンになっちゃった?!」としました。それは、放置すれば将来的にガンになっていく可能性が高いものだった、とマルコは認識しているからです。怖がらせるつもりで描いているわけではなく、私は今とても元気で健康だし、手術後の何年か先ですが、次女も元気に産んでいます。むしろ、この段階で発見されたことはラッキーで、同じように発見された方を安心させたいという気持ちで描こうと思いました。ただ、当時の不安だった気持ちや怖かったことは素直に描いていこうと思うので、怖い気持ちにさせてしまうことはあるかもしれませんが、ご了承ください。
マルコがガンになっちゃった!? 第7話
このときの検査は「組織診」といって、コルポスコープという顕微鏡みたいな器械で異常部分の組織をかつまんで切って採取する検査です。なので、前回の細胞診(こすって細胞を採取する検査)より痛みはきつかったです。もうこれは10年も前の話なので、今は痛くないのかもしれないですが。
マンガの内容を補足すると、私は悩んでいる渦中に誰かに相談することは少ないのですが、落ち着いてからは周りの友達などにこの話をして、検診は絶対にしておいた方がいいよとオススメしていました。
この話を詳しくマンガに描こうと思ったのも、実は当時、この「要精密検査」と返ってきたときや手術となったときに、落ち込んでしまい、ネットでめちゃくちゃ調べたんですね。そのときに、「手術して今は元気だよー」とか、経験者のブログがすごく参考になったり、安心したりした気持ちを思い出したんです。
ネットってそういう意味でもすごく便利ですよね。
同じ手術をした人にじっくり話を聞く機会なんて、なかなかタイムリーにないものですが、ネットで検索すると、同じような立場の方や、すでに乗り越えた方などたくさんのご意見を聞いたりすることができます。そして、それはとても参考になるし、勇気がもてたり、励みになったりします。
私のマンガも、そういうふうに思ってもらえる人が1人でもいたら……と思い、詳しく描いています。
第8話に続きます。
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談マンガであり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
マルコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!