こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。日本人にとって主食といえばお米。お米は体にとってエネルギー源です。そんなお米からできる、ごはんやおかゆを赤ちゃんが食べてくれなかったら、ママは心配になっちゃいますよね。
今日は、ごはんやおかゆを赤ちゃんが食べてくれないとき、どうすればいいのかお話ししますね。
どうして白ごはん(おかゆ)を食べてくれないの?
離乳食を始めたときはおかゆを食べてくれていたのに、急に食べなくなった。なんて話はよく聞くこと。私の運営している保育所でも「最近、おかゆを食べないね」という時期が、多くの赤ちゃんに見られます。
逆に「最近、おかゆばっかり食べているね」という赤ちゃんもいます。特定の食材を急に食べなくなる時期はどんな赤ちゃんにもあります。ですので、心配しなくて大丈夫!そのうちまた食べるときがきますよ!いうのが私の意見です。
とはいえ、やっぱりエネルギー源となるおかゆです。少しは食べてほしいですよね。ママが今できることあるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
1. ほかの食材と混ぜてみる
おかゆやごはんそのものを嫌がる場合、ほかの食材と混ぜてみるのもひとつです。混ぜご飯ばかり食べていると、白いご飯を食べてくれなくなるのでは?という心配をしてしまうかもしれませんが、ほかの食材と混ぜて食べるなら、ひとつ課題クリアです。
混ぜご飯ばかりではなく白ご飯も登場させることも大切です。食べるようになって来たら、白ご飯を登場させる頻度を増やしていきましょうね。
2. おにぎりにしてみる
生後9カ月をすぎている赤ちゃんなら、ひと口で食べられるおにぎりにしてみるのもひとつです。赤ちゃんや子どもはおにぎりが好きです。このおにぎり、白ご飯で作るのもいいですが、混ぜご飯で作ってもOK。
3. 段階を下げてみる
もし今、軟飯をたべているなら5倍がゆにしてみる。段階を下げてみるのもひとつです。それで食べたら、しばらく5倍がゆで進めて、日にちをかけて徐々に元の軟飯に戻していきましょう。
4. 環境を工夫してみる
メニューだけでなく、食事を楽しむ環境も大切です。
■ごはんやおにぎりを題材にした絵本を読んでみる
■同じ年ごろのお友だちと一緒に食べてみる
■親戚など親しい人と食べてみる
普段一緒に食事をしない人と食事をするだけで、赤ちゃんが食べてくれることもあります。楽しい雰囲気の中での食事は、大人も赤ちゃんもいつも以上においしく感じますよね。 メニューを変えるだけでなく、食べる場所や人などの環境を変えることで、お食事タイムを楽しくする工夫も必要です。
赤ちゃんが急にある食材を食べなくなることは、本当によくあること。ママは赤ちゃんをはげましながら、楽しく食事を進めてあげてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。