娘の抱っこでヒヤヒヤ!
1歳の子どもはひとりで歩けるようにもなりましたが、まだまだ“抱っこ星人”なのでなにかにつけて抱っこを要求してきます。いつもは気にせずに抱っこをし、歩いたり家事をしたりしているのですが、ある生理初日、いつもと同じように子どもを抱っこしようとしたそのとき「ジャッ!」と、激しく経血がモレるのを感じました。
あまりの衝撃に子どもをいったん下ろし、トイレへダッシュ! ナプキンには1回の量とは思えないほどの経血がついていました。すぐに大きめのナプキンに交換し、子どもの元に戻りましたが、子どもは急に下ろされたショックで号泣し、あやすのもひと苦労……。
その後は子どもを抱っこするたびに、「モレるんじゃないか。大丈夫かな?」とヒヤヒヤと闘っていました。
ストレスを感じることが多すぎる…
私は生理中だけでなく、生理前にも理由もなくイライラが止まらなくなります。まだ言葉がしっかりと通じない子どもは、何かを注意してもおもしろがって同じことを繰り返して……。いつもは何でもない、そんなことでもストレスに感じてしまいます。
子どものそういった行動に加え夫のささいな言動が、私にとってはイライラの種になりました。イライラする自分自身にもストレスが溜まり、家事も思い通りにこなすことができなくなり、またストレスが溜まるという負のスパイラルに……。
そんなイライラが溜まりに溜まって、ついに家族に八当たりをしてしまったのです。
家族にも八当たりしてしまい…
イライラが爆発した私は、夫にひどくきつい言い方をしてしまったり、子どもにも怒鳴ってしまったりすることがありました。その度にすぐに我にかえって自分のしてしまったことに落ち込み、夫と子どもにも申し訳ない気持ちでいっぱいに。自分自身のことが嫌になり、ひどく落ち込みました。
そんなとき、夫が「生理中でつらいのに無理させてごめんね。つらいときはもちろん、つらくなくても生理中はゆっくり過ごして!」とやさしい言葉をかけてくれました。私はその言葉に涙が溢れ、「そっか、ちゃんと生理中でイライラしやすいと伝えればよかったんだ」と思えるように。
それからは、生理中に精神的に不安定になったときは夫に伝え、育児や家事を代わってもらっています。
現在では、生理中のときはとくに夫が家事も育児も率先しておこなってくれているのでとても助かっています。生理中にパートナーの助けがあることでこんなにもストレスを感じずに、快適に生理を乗り越えることができるなんてと驚きつつ、夫には感謝しかありません。生理中の症状でも、きちんとパートナーに伝えて理解を深めてもらうようにすることの大切さを学びました。
著者/藍沢えま
監修/助産師REIKO
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