初潮からすぐのころに祖母宅へ
両親が仕事で不在のため、夏休みや冬休みなど長期休暇のときはいつも、休み期間中のほとんどを祖母宅で過ごしていました。
私が初潮を迎えたのは小6のとき。初潮後1週間ほどで夏休みになり、いつものように祖母宅に行くことになりました。
出発前、生理用品のことがふと気になりましたが、行くときには生理は終わっていたことと、学校で習った知識で「生理は月に1回」と思っていたので、今回は必要ないと考え、持たずに出発しました。
数日後、思いがけず生理に…
祖母宅で数日過ごしたある日、なんと突然生理がきてしまいました。初潮から2週間ほどしか経っていなく、まったくの予想外でした。
しかも、母もいなく、いるのは祖母と祖父だけ……。生理用品など祖母の家にあるわけもなく、自分でも準備してきていない。「どうしよう」という気持ちしかありませんでした。
それに、祖母に生理がきたと話すには恥ずかしい気持ちがあり、抵抗がありました。「この間生理がきたばかりだし、すぐに止まるかも」と、はじめはトイレットペーパーでしのいでいたのですが、出血はどんどん本格的になっていたのです。
どうにもならず、祖母に相談
結局どうすることもできず、祖母に生理がきてしまったけど、なんの用意もしていないことを話しました。
すると、祖母は「もう生理がきているの?」と驚きながらも、近くに住む親戚に連絡し、親戚のおばさんが生理用品を買ってきてくれました。恥ずかしいやら安心したやらでしたが、無事に生理用品を使うことができました。
その夜、母に電話をすると、母もまさかこんなにすぐ次の生理がくるとは思っていなかったようで驚いていましたが、近くにいないのでどうすることもできず、母からも親戚へお礼の連絡していたようでした。
その後は祖母宅へ行くときは、必ず生理用品を持って行くようにし、中学生になるころには長期休みのときも自宅で留守番をするようになったので、結局祖母宅で生理になったのはこのときだけでした。
初潮間もないときに自宅以外の場所で生理になってしまい、とても不安でしたが、どうにか乗り切ることができてほっとしたことをよく覚えています。
著者/うみの るな
監修/助産師 REIKO
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