忙しい日常を変えられないか模索する日々
私には、7歳、5歳、4歳、2歳の子どもがいます。毎朝、朝食の準備や夫と次男のお弁当を作ったり、次男を幼稚園バスの停留所まで送ったりと、朝からバタバタとした日常を送っています。
他にも毎日の食器洗いや洗濯物の量が多く、それらを片付けるだけで時間がかかってしまうのです。毎日決まった家事をするだけで数時間が過ぎてしまうため、私はどうにか時間を効率的に使えないかと考えるようになりました。その結果思いついたのが、手を抜いても支障をきたさない家事は手を抜くということでした。
洗濯物は室内干しにする
わが家の毎日の洗濯は、7.5 kgの洗濯機を2回転。毎日たくさんの洗濯物をベランダに干したり、畳んだりするだけで、時間がかかっていました。また短時間とはいえ、子どもたちから目を離し、ベランダで洗濯物を干すことに抵抗を感じていた私。そこで思いついたのが、部屋干しするためのハンガーラックを活用することでした。
部屋干しに替えたのは、寒い冬。エアコンをつけていたので、エアコンの風が当たる動線にハンガーラックを置き、洗濯物を干すことにしたのです。また、3月に入ってからは、だいぶ暖かくなり、エアコンを使用しない日は、窓のそばの風通りが良い場所にハンガーラックを置くことに。
結果、まめに洗濯物の乾きを確認ができて、前倒しで洗濯物を片付けられるようになりました。ベランダまで重い洗濯物を運ばずに済んだうえ、時間短縮にもなったので、部屋干しにしてよかったです。
布団乾燥機を活用する
布団を干すときは干せるスペースが限られているので、6人分を一度に干すことはできません。1日で時間を区切り、順番に6人分の布団を干すので大変です。そこで思いついたのが、布団を外に干すのは週1回にして、残り6日は布団乾燥機で布団を乾燥させるというものでした。
布団乾燥機をかけると、外干しのように布団がふかふかになり、子どもたちも喜びます。また、布団のシーツや枕カバーはだいたい1日おきに家族全員分をまとめて洗い、清潔に保つように意識しています。たくさんの布団を干すという作業に追われなくなり、家事と気持ちの面での負担がだいぶ軽減されました。
洗った食器を拭かない
食事が終わってから食器洗いをして食器を拭き、食器棚にしまうまですべておこなうと、さすがに6人分ともなると時間がかかります。そのため、私は家族全員が食べ終わっていなくても、先に食器洗いを始めます。すると食器を洗い終わるころに、家族から追加で食器を出され、終わりの見えない食器の後片付けに嫌気が……。私は食器乾燥機を導入し、食器を拭く作業をやめることにしました。
食器乾燥機に入らない食器は、水切りかごに食器を置いておき、水気が取れてから食器棚にしまいます。食器を拭く作業をやめたことだけで、約10分間の時間短縮となりました。
私は専業主婦のため、家事はきちんとこなさなければならないと思い込んでいました。そのため、以前は家事に対して手を抜くことができず、イライラしがちだったと思います。ですが、手を抜いても支障をきたさない家事は手を抜き、自分自身がラクをすることで気持ちが安定したので、ラクをすることも大切だと痛感しました。
監修/助産師 松田玲子
著者:千葉 里美
7歳、5歳、4歳、2歳の4児の母。約7年間総合病院で医療事務として勤めていたが、結婚を機に退職。現在は育児に専念しつつ、ブログで育児やハンドメイドの記事を執筆。趣味は読書やドライブ。