出血による死亡の約2倍!?妊産婦の死亡原因ってなに?

2016/10/07 08:00
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今年行われた日本産婦人科学会で、2005年~2014年の10年間、東京23区で63人の妊産婦さんが自殺によって亡くなっているという調査結果が報告されました。産後、自殺で亡くなった方の数は、産後の出血が原因で亡くなった方の約2倍だそうです。そんなママ達を救うために自治体や民間によるさまざまな活動が行われています。

 

こんにちは。助産師のREIKOです。

 

今年行われた日本産婦人科学会で、2005年~2014年の10年間、東京23区で63人の妊産婦さんが自殺によって亡くなっているという調査結果が報告されました。うち40人が「産後1年未満」の方で、その6割の方がうつ病や統合失調症などを患い、病院に通っていたことがあり、そしてその半数の方が「産後うつ」だったとのことです。

産後うつについて

産後、自殺で亡くなった方の数は、産後の出血が原因で亡くなった方の約2倍。そんなママたちを救うためにさまざまな活動が行われています。今回は、産後ママを支援する活動についてお話ししたいと思います。

 

産後の自殺者数の現状を受けて・・・

日本産婦人科学会での調査報告を受け、日本産科婦人科学会では妊娠中から産後のママのメンタルケアについてよりきめ細やかに対応していく方向性も示されたとのことです。

 

そして、厚生労働省も2017年度から産後健診に公費助成を始め、心身の不調があるママを早期に発見し、フォローしていこうという方針であることも報道されています。

 

早期発見・早期フォローが大切

厚生労働省によると、現在、妊婦健診の公費助成はすべての市町村で14回以上実施されています。このことによって、定期的に妊婦健診を受けられるようになり、異常の早期発見にもつながっているのではないかと思います。

 

産後の公費助成は2回分の健診費用を国と市町村が負担する方針のようです。一般的にママの産後の健診は1カ月健診とされています。しかし、産後の育児不安は産後1カ月の時がピークであるという研究もあり、1カ月健診前に1度健診の機会を設けている施設もあります。

 

妊娠中にフォローが必要と判断されたケースは早い段階での対応が可能です。しかし、妊娠中、特に問題がなかったケースでもいざ子育てを始めてみたら、フォローが必要だと判断されるケースもあると思います。そこで産後1カ月健診の前に健診の機会があれば、より早い対応ができるようになるのではないかと思います。


助成金以外にも!いろいろな社会資源を活用しよう!

産後のママを支援するために、現在さまざまな活動が行われています。

 

◆産後ケアセンター

産後、ママと赤ちゃんが一緒に過ごすことができる宿泊型のケア施設です。24時間、助産師がママと赤ちゃんをサポートします。パパの宿泊も可能な施設もあり、費用もさまざまです。

 

◆産後ヘルパー

研修を受けた子育て経験のある方が赤ちゃんが生まれたお家の家事や育児などのお手伝いをしてくれます。民間の産後ヘルパーや地域によっては自治体で派遣してくれるところも。料金は民間の方がお高いようです。

 

◆産後ドゥーラ

ドゥーラとは「女性を助ける、経験豊富な女性」のこと。赤ちゃんが生まれたお家の家事や育児のお手伝いだけでなく、ママの相談相手にもなってくれます。妊娠中からの活用もできるようです。

 

産後うつ発症の背景には相談先がわからない(ない)、近くに知っている人がいない、育児に負担を感じている、経済的に厳しい・・・などの問題がいくつか挙げられます。産後ママがひとりで悩みを抱え込んでしまったり、受診をためらってしまったりすることで、状況はさらに悪くなって、最悪の選択をしてしまう・・・ということも考えられます。

 

そのほかにも、産後ママ専用の電話相談窓口もあるようです。クックパッドベビーでも、助産師に気軽に相談や質問ができるコーナーを設けています。どんな些細なことでもかまいませんので、妊娠や出産、育児に関するお悩みがあれば、気軽に活用してくださいね。(TEXT:助産師 REIKO)

助産師に相談する 

 


  • 父親の教育を充実というか必修にした方がいいと思うなぁ。自分はお金を稼いでくればそれで父親だと思ってる奴が多すぎる。わたしも実家に帰らなければ橋から飛び降りてた絶対。

    2017/06/04 17:36
  • 今妊娠中ですか、旦那の言葉のDVが原因で心療内科に…今でさえ情緒不安定になるのに産後は赤ちゃんも見なきゃだから、産後鬱になるんじゃないかと不安でいっぱいだけど、こういうのがあるって分かっただけでも助かります。使用したのがバレたらどうなるか怖いけど…

    2017/10/09 00:32
  • 10ヵ月ベビーママです。たしかに、パパさん学級なるものが必要だなとこの一年で何度も感じました。妊娠中は、とってもいたわってくれた旦那さん。でも産んだら、おつかれ!終了!という感じでした。
    初産婦だしわからなかったのですが、本当にフォローが必要なのは産後の方。
    ホルモンバランスでふあんていになったり、体が痛かったりすることは、なかなか男性には理解し難いものなのだと実感しました。
    両親学級の際など、産後の女性の身心の変化についてもっと深く知ってもらう機会があればいいのにと思いました、、

    2017/10/10 21:04
  • 今現在産後うつの症状に悩まされてます。
    薬も貰いましたが、飲んだら母乳はあげられなくなります。
    その葛藤で今は薬を我慢しています。
    また通っているメンタルクリニックは子連れでは行けません。
    まだまだ日本は産後うつにそこまで力を入れてないんだなって思いました。

    2017/10/16 09:29
  • つい先月出産を終えた新米ママです。
    記事を読み、また皆さんのコメントを読み、実体験をし、やはり旦那さんのための、パパさん学級は必要だと思いました。
    産前産後、どちらもホルモンバランスの影響で情緒不安定になります。ホルモンバランスだけでなく、仕事のことなどもいろいろな事で悩まされます。そこを支えるのは旦那さんの仕事というか、当たり前の事だと思います。なぜ、情緒不安定になるのか、そのなぜがわかれば旦那さんも少しは理解できるのではないか。と思います。
    もう少し、産前産後の女性の事を理解することに力を入れて欲しいなと思いました。

    2017/10/20 22:48
  • 両親教室なんかの講師は、助産師さんがほとんどでしょ。
    産後非協力的な旦那さんは、助産師さんの話を聞いても「そんな女に都合のいい話されても」程度に思ってそう…。
    そこで新米パパ向けの講師は、産後ケアを怠って大失敗した男性や、産後の夫への恨みを数十年引きずっている女性にしてもらったらどうでしょう。
    産後の妻子の状態を知るより、産後の妻子への振る舞いが自分の人生にどう影響を与えるかを知ってもらったほうがわかりやすいのでは。

    2017/11/01 19:21
  • 経産婦で、つい最近2人目を出産しましたが、
    産後うつは正直言って環境かと思います。

    話を五分でも聞いてくれるお友達や旦那に沢山甘えてみる、マタニティの時も沢山辛いこと、頑張って食事制限した事、検診が楽しみだった事、胎動があったこと、出産した時の事。

    辛くなったら思い出すようにしています。


    吐き出してよいと思います
    辛い時は、^ ^無理はしないで...

    旦那も、いきなり育メンな方なんて
    殆ど居ないかな。と思うから過度に期待せず
    自分なりに楽しみながら育児して

    たまには、自分の好きな趣味に没頭すれば
    とても 気持ちが軽くなります!

    ママは頑張りすぎてしまいますからね!

    2017/11/03 18:34
  • woman-omicsとか知らないけど、
    赤ちゃんが欲しい、流産や入院した、実家が遠かったり、サポートがない、
    働く(働きたい、働かないといけない)女性、
    言葉やフィジカルなDVを受けているが気づいていなかったり、助け船を出したいけど怖くてできない、、
    色々な女性のリアルを理解して、対策や制度を作って欲しい。日本はアメリカやイギリスではないから、真似だけしてもだめ。
    頑張って女性に産ませようとして、産ませても、自殺や離婚で終わりそうです。

    電車、交通機関で出づらい、エレベーターない、
    汚いトイレでおっぱいあげることを進められる、
    保育落ちしたり遠い保育園しか入れない、、

    2人目以降産みたいなんて思うわけがない!

    男性も、良いパパアピールばかりして、自分はイクメン気取り。両親学校も行ってやった、子供みてくれても、見てやった、やってやった、、
    子どもと出会えたことは後悔していないけど毎日イライラです。

    パツパツの人は、趣味とか助けを探すとか、多分そんなレベルではない気がします。
    人に頼るのが下手だったり、頼る人がいなかったり、行動や金銭的な自由を束縛されて監視されている人は、身動きが取れません。区も、会社も、家族親戚、友人も、メディアも、もっと現実を知って欲しいです。

    私たちは変な人じゃないし、狂っていません。一時的だし、乗り切れるはず。でも独りは辛すぎる。
    うつ病、マタニティブルー、世界でも普通です。普通に会話に上がって、ニュースや身近で話せないんでしょうか。

    2017/11/04 23:50
  • そもそも育メンという言葉があること自体おかしい気がします。
    男だって、父親です。
    母親が育児して当たり前、父親は稼ぐだけ、という古い風習を持っている方々が生み出した言葉ですよね。
    今時、共働きなんて珍しくない。
    母親は仕事、家事、育児全てやって当たり前だと思っている男性が多いです。
    それも、親世代がそういう世代だったから、その親を見て育ったからだと思いますが、いつまでもそのままではいられないんです。
    もっともっと男性は女性の立場になって、考えるべきです。
    でも、女性もそんな男性にあぐらをかいてはいけません。
    本当に産後うつにはなりたくないし、なってほしくもありません。
    昔よりは出産育児がしやすくはなったかもしれません。
    でもそれは昔を知らない世代に言っても理解できません。
    もっともっとこの世の中が出産育児をしやすい世の中になりますように…

    2017/11/18 09:47
  • イクメン=外ずらがいいだけのような気がします。

    2017/11/19 21:20
  • 自治体や病院で両親学級をやっても出ない人とかいるから、会社でお子さんがいて、育児に熱心な方にこれからパパになる方向けの講習をやってもらうのがいいと思います。

    2017/11/27 09:14
  • 私、パパいない!シングル!

    父親学級無理やから、「赤ちゃんの姉兄学級」あったりしないかなー(*´∀`)♪

    2017/12/01 18:35
  • 私は東京23区のとても恵まれている区で子育て中ですが、区や区の人はルール上にそったサービスを提供しているだけで、本当に寄り添って、今後の改善など考えていないと思います。

    相談の窓口の使いにくさが目立ちます。
    助け船を出したくても、そして出してみても、がっかりです。
    いつ私もその数字の一人になるのかな。

    男性が偉そうにしている不公平な社会がしばらくは続きそうだから、期待もできません。

    2017/12/11 02:31

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