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「 えっ、今、言うの!?」プロポーズは心から喜べないタイミングで…

同棲中の彼がしてくれたプロポーズ。もちろん、とてもうれしかったものの、私はとある状況のせいで心から喜べませんでした。私が受けた衝撃のプロポーズについてお話しします。

「え、何もなし?」と思っていたら…「心から喜べない」タイミングでプロポーズをされて

 

ついに彼からディナーのお誘いが!

私たちは同棲してから結婚に至りましたが、ずるずる同棲期間を長引かせる気はありませんでした。そこで一緒に住み始める際に「プロポーズするまでの期限を決めよう!」と話し合い、2年後に結婚することを視野に入れて同棲をスタート。

 

その後、そろそろ2年というタイミングで、彼からディナーのお誘いが!「いい感じのレストランを予約しているから、おしゃれな格好で行こう」と言われ、浮かれた私は自分にできる最大限のおしゃれをして行きました。

 

何事もなく食事は終わり…

お店の雰囲気はとてもよく、料理はどれもおいしくて大満足。そして、内心では「いつプロポーズされるのかな?」とドキドキしていました。デザートを食べ終え、のんびりしていると帰り支度を始める彼。一瞬、帰っちゃうの!?と思いましたが、人前だと恥ずかしいのかもしれないと、前向きな気持ちに切り替え、お店をあとにしました。

 

自宅まで歩いて帰ることができる距離だったので徒歩で帰りましたが、その間も彼からは何気ない話ばかり。「もしかして今日はプロポーズないのかも……」そんな考えが頭をよぎりました。

 

「え!? 今言うの?」

結局彼からプロポーズされることはなく、家に到着。私は落ち込みながら、勘違いだったのかと自分に言い聞かせ、何も言わず、寝る準備をしました。すると部屋着に着替えたタイミングで、「ちょっと聞いてほしいんだけど……」と彼が。

 

すると……なんとそのままプロポーズされたのです! プロポーズはうれしいはずなのに「一生懸命おしゃれして出かけたのに、どうして帰ってきてからなの……!?」とモヤモヤも覚えてしまいました。

 

 

当時について、夫は「予想外のサプライズをしたかったけど、調べすぎて何が正解かわからなくなっちゃって……」と話しています。いろいろと考えてくれたのは伝わりましたが、結果的に空回りしてしまったのかなと感じる出来事でした。

 

どんなにベタでもいいので、奇をてらわずに真っすぐなプロポーズをしてもらいたかった当時の私。今ではサプライズの失敗例として、夫婦のなかでの笑い話になっています。

 

著者/上原あや
イラスト/ののぱ

 

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