最初は夫の扶養に入れてもらう予定だった
夫と私は、出会ってから結婚するまでが半年程度のスピード結婚。そのため、結婚後の生活について話し合う時間がほとんどありませんでした。
結婚前に、「結婚後は扶養に入れてもらえるのかな」と夫に聞いたところ、「そうだね」と軽い返答がありました。ふわっとした感じでしたが、一応肯定的な返答があったので、私は「扶養に入れてもらえるもの」と思い込んでいたのです。
しかし結婚後、夫は…
その後、結婚して数日が経過しても、夫は扶養の手続きをする気配がありません。私は「どうしたんだろう」と思い、夫に「そろそろ扶養に入る手続きをしてくれないかな」と伝えました。
すると、夫は会社から扶養手続きの書類をもらってきてくれましたが、「扶養に入れるのはプレッシャーを感じる」「同僚の妻たちはみんな正社員で働いている、妻を扶養に入れている人はいない」と、私を扶養に入れたくないと言い始め、不機嫌になってしまったのです。
扶養に入れてもらうのは断念し…
「結婚前は、そうだねと言ってくれたのに……」と、私は不機嫌になった夫の対応にショックを受けたものの、落ち込んでも仕方がないと思い、結局、扶養に入れてもらうことをあきらめました。
以前は不安定だった体調が回復してきたこともあって、私はフルタイムのパートで働くことに。職場に伝えてシフトを増やしてもらい、自分で職場の健康保険に加入しました。
私たち夫婦は出会ってから半年で結婚したため、お互いの仕事に対する考え方を理解し合えていないままでした。「働けなくなっても扶養に入れてもらえるというのも、結婚のメリットのひとつ」と考えていたのでショックは大きかったものの、出会ってから結婚するまでの期間が短く、しっかりと2人で話し合いができていなかったから、と割り切ることにしたのです。
とはいえ、「扶養に入れるのはプレッシャー」と夫に言われた衝撃は大きく、当初、パートで働きながら家事をする計画も崩れてしまいました。結婚したら仕事や生活をどうするか、夫ときちんと話し合っていればよかった、と少し後悔しています。
現在は2人ともフルタイムで仕事をしながら、家事を協力し合って夫婦生活を送っています。
著者/大野裕子
作画/おんたま
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