赤ちゃんと過ごす毎日の育児が楽しめるようになると、気になってくるのが妊娠前との体型の変化です。人によっては妊娠中に増えた体重がもとに戻らないことや、おなかまわりのサイズの変化が気になるかもしれません。
今回は、産後ダイエットはいつごろから始めるべきかご紹介します。
産後ダイエットは授乳期間終了後から!
母乳を赤ちゃんに与えていると、それだけでこれまで以上に消費カロリーが多くなります。母乳はママの体の血液から作られているからこそ、授乳中に無理なダイエットは禁物です。
とくに赤ちゃんが生まれたばかりの時期に、無理やり増えた体重をもとに戻そうとすると、母乳の出方にも影響します。本格的にダイエットを開始する時期は、授乳期間が終わってからにしましょう。
産後ダイエットはあせらずゆっくりと
産後、思うように体重が減らないと不安になるかもしれませんが、赤ちゃんと過ごす時間も大切です。あせらずゆっくりと時間をかけながら健康的な体型に戻す、無理のないダイエットを心がけましょう。
産後2カ月ごろからは、ウォーキングのような軽い運動もじょじょにできるようになります。まずは少しずつ体を動かしながら、もとの体型に戻りやすい体を目指しましょう。
野菜やきのこでボリューミーに!
産後ダイエットの食事は、1日3回食べる食事のカロリーそのものを抑えながら、バランス良く主食・主菜・副菜を食べること。1食を抜いたり、食事量を極端に減らすようなダイエットは避けましょう。
とくに野菜やきのこを主食や主菜に加えることで、カロリーそのものを抑えながら、食べごたえのある食事にすることができます。食べすぎを防ぐためにも、いつもより少し大きめに切った野菜を、よく噛んで食べるようにしましょう。
主食がごはんの場合、具だくさんの雑炊やリゾットにしたり、玄米に変えると食べ応えも変わります。また、主菜の薄切り肉で野菜やきのこを巻いて焼くと、おかずのボリュームもアップします。栄養バランスのとれた低カロリーの食事で、じょじょに体重を減らしましょう。
著者:管理栄養士 富田チヤコ
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。