妊娠が判明したときの、夫への報告や両親への報告、なんだかドキドキしますよね。そして、それらとは違ったドキドキがあるのが職場への妊娠報告です。
安定期に入ってから報告しますか?それとも、仕事上もっと早めに報告しますか?私が職場に妊娠報告をしたケースをご紹介します。
最初の報告は「妊娠7週目」
私は結婚式の翌月に妊娠反応があり、妊娠7週目にして職場に妊娠報告をしてしまいました。どうして安定期まで待たなかったかというと、化学薬品を使う職場だったこともあり、配慮をお願いするためでした。
つわりもなく、元気に働いていたのですが、残念なことに妊娠9週目で「稽留流産」と診断されてしまいました。
流産のあと、職場の人に「おめでとう」と言われたり、「産まれてこないほうがいい子だったんだよ」などと慰められたり、早すぎる妊娠報告を後悔しました。
慎重になった2回目の妊娠報告
1度目の妊娠から約半年後、2度目の妊娠が判明しました。今度は、念には念をいれて妊娠20週目まで待って職場に報告しました。
報告した先は、直属の上司、手当関係の総務担当の人など、仕事を休むことで迷惑を掛けてしまう仲間が中心でした。
妊娠初期の間は妊娠できたことを夢のように感じていたのですが、職場に報告して仲間に「妊娠おめでとう」と言ってもらえると、うれしくて心から妊娠を実感できるようになりました。
3回目の妊娠報告
3度目の妊娠では、安定期である妊娠16週目を待たずに、職場の近い仲間たちに報告しました。それは、2度目の妊娠のときに、「妊娠おめでとう」と言ってもらえたことがうれしかったのが理由です。万が一、また流産することになっても、おなかの中に確かに存在しているわが子をみんなに認めてもらいたかったのかもしれません。
20週を過ぎたころに、改めて総務関係に報告を行い、産休・育休についての手続きについて準備を始めました。
早すぎる妊娠報告をしたことで、後悔もしましたが、学んだことも多くありました。職場への妊娠報告は緊張するものですが、避けては通れないもの。引き継ぎや職場環境や体のことを考えて時期を決めると決心がつきますよ。(TEXT:田中良子)