陣痛のときに下痢だったら、どうなっちゃうんだろうと考えたことはありますか?
陣痛の痛みと下痢の痛みと同じなのか?トイレで出産しちゃったら?分娩台でどうなる?と、いろいろ考えてしまいますね。私の経験したお産はそんな悩みに答えが出ることになりました。
1度目のお産〜下痢2時間で子宮口全開大
最初の出産は、朝8時におしるしがあったあと、陣痛が開始。それでも、子宮口は3㎝のまま夜に。夕食を全部食べ終わり、テレビを見ていたら急に下痢が始まりました。
トイレとベットを行ったり来たりして、あっと言う間に2時間が経過。気が付くと用を足すための力を入れる感じではなく、今まで感じたことのない感覚で「いきみたくなった」のです。もしかしてと診察を受けたら、子宮口全開大に。その後、30分で出産となりました。
2度目のお産〜トイレから出られず
2度目の出産では、午前1時半ごろから始まった下痢と陣痛。午前4時ごろ、下痢の波と陣痛の波の間にようやく病院へ。到着したときには子宮口全開大でした。
それでもまだ下痢が止まらず、分娩台の上に上がるのが怖くてトイレにこもっていたら、看護師さんが扉をドンドン叩き、「みんな出産のときに出すんだから、大丈夫よ!安心してトイレから出てきてーー!」と話してくれました。この看護師さんの力強い言葉で分娩台に上がる決心がついたのです。
「下痢でお産が進む人っているんだよねぇ」
看護師さんの「出ても大丈夫!」との力強い説得がなかったら、トイレから出られなかったかもしれません。聞くのが恥ずかしかったので、確認はできませんでしたが、きっと出ていたと思います。
そして、「下痢でお産が進む人っているんだよねぇ」とは、お産が終わったあとの産院の先生の言葉です。私はその通り、ぴったり当てはまってしまったようでした。
まさか、陣痛と下痢が一緒にくるなんて思いもしませんでした。トイレと布団をいったり来たりは大変でしたが、無事に出産を終えられてよかったです。(TEXT:田中美子)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。