まだ生後2カ月なのに歯が生えてきた
息子が生後2カ月を過ぎたころ、下の歯茎に白いものが。歯かな?と思い、ネットで調べると「先天性歯」というものでした。数日後、歯が当たるところに口内炎を見つけ、心配になり小児歯科へ行きましたが、まだ小さいのでしばらく様子を見てくださいとのこと。
翌日、大泣きで授乳ができず、7時間間隔が空いてしまいました。「痛いのかな? 脱水になったらどうしよう」と思い、不安で小児科へ行きました。お医者さんからは、「脱水は大丈夫。心配なら大きな病院を紹介しようか?」と言われ、紹介してもらうことに。
大きな病院で診察を受ける
予約が取れ、すぐに大きな病院へ。診察室に入ると、息子をベッドに寝かせ、歯と舌を診てもらいました。「先天性歯だね。尖った先だけ削りましょう。」と先生に言われ、ひと安心。その場で歯を削ってもらいました。
口内炎の様子を見るためにもう一度受診しましたが、その後は特に痛がる様子もありませんでした。数日後2本目の歯も生えてきましたが口内炎はできず、育児用ミルクも母乳も今まで通り飲むことができるようになったのです。
私も妹も「先天性歯」だった
母に相談したとき、「あなたは生後3カ月のときに、妹は生まれたときから歯が生えていたよ」と言われました。当時は母親もとても驚いたそうでした。しかし、息子のように口内炎はできなかったので、特に気になったことはなかったそうです。「早く生えてきた分、早く虫歯になりやすいよ」と母から言われ、少しずつ歯磨きを始めることにしました。
最初は歯磨きに慣れるように、やさしくガーゼで歯茎に触れるようにしました。1歳を過ぎた今ではごはんを食べたあとには必ず自分から「ゴーゴー(歯磨きをするの意)」と言ってきて、1日3回歯磨きをさせてくれます。
歯が生える時期が他の子より少し早く、舌に口内炎ができてしまっただけなのに、私たち夫婦は不安な気持ちでいっぱいでした。子育ては子どもの成長を喜ぶだけでなく、心配で胸を痛めることもあります。しかし、そのたびに親として学び、親自身も成長していくのではないのかなと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:ひなた あかり
1歳男の子のママ。転勤族で毎月辞令にヒヤヒヤしながら暮らしている。キャンプや音楽、カフェ・パン屋巡りが好きで、育児や趣味に関しての記事を執筆中。元特別支援学校教諭で、小・中・特別支援学校の免許保有。