1人目と2人目は激痛の自然分娩!
1人目も2人目も、助産師さんに「安産でしたよ!」と言われましたが、私自身は経験したことがない激痛。まさに「鼻からスイカ」という表現がぴったりでした。お産中は叫びまくって必死すぎて、後半の記憶はおぼろげです。
産後の入院期間も体中が痛み、会陰切開した傷もあったので座るのも困難。やはり出産は命がけなのだ、ということを実感しました。そしてかわいい赤ちゃんと無事に会えた喜びは、今でも忘れられない感動の瞬間でした。
3人目のお産方法に悩んだ結果…
3人目の妊娠判明に喜んでから、いよいよ迫る出産までのカウントダウン。上の子2人と同じ産院で「和痛分娩」ができることを知り、今まで体験した2回の自然分娩を振り返って、3人目は年齢や体力的にも和痛分娩のほうがいいのかなと考えました。予定入院の無痛分娩と違い、自然陣痛開始後に「鎮痛剤」を点滴で投与して、陣痛を緩和するとのこと。さらにボタンを押すと投与される点滴なので、自分のタイミングや投与量を調節できると説明を受け、費用も無痛分娩と比べて10分の1も安いことに魅力を感じました。
費用や副作用などの説明を聞いて悩んだ結果、「やっぱりあの痛みは怖い」という気持ちと、「落ち着いて赤ちゃんを感じながらお産をしたい」と思い、和痛分娩に決定しました。しかし、和痛分娩の鎮痛剤は効きやすい人、効きにくい人とさまざまらしく、初めての和痛分娩で無事出産することができるのか不安でした。
直前で自然分娩をすすめられて!?
いよいよ陣痛が来ました。お産が早く進み、あと30分かからないと言われ、助産師さんから「3人目だからお産は早いだろうし、このまま自然分娩でいったら?」と、予定していた和痛分娩でなく自然分娩をすすめられました。そのため一度は私自身の決断で和痛分娩の点滴は見送ることに。
しかし、最後の最後で痛すぎて「早く! 和痛分娩にして!」と叫びまくり、ついに和痛分娩の点滴を開始しました。
陣痛の痛みがすぐにどんどん和らぎ、しっかり呼吸ができるように。和痛の点滴から3回のいきみで赤ちゃんを無事に出産できました。和痛の点滴開始から出産まで10分も経っていません。痛みが和らいだおかげで、赤ちゃんと息を合わせたような感覚をしっかり体感しました。
陣痛の痛みがピークになったときは、息がうまくできませんでした。しかし、和痛に切り替えた途端呼吸が整い、うまくいきむことができました。そのためか会陰切開もなく、産後の回復も早かったです。お産がスムーズにいくには、陣痛中の呼吸を整えることが大切だと実感しました。3人目のお産を和痛分娩にしてよかったと思いました。
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監修/助産師REIKO
著者:大山華歩
長女7歳と長男3歳と次女0歳の3児育児をしながら、スキルアップを目指し通信大学に進学。現在は大学卒業を目標に励みながら資格取得も目指し勉強中。「明るく楽しく」をモットーに何事にもチャレンジしている。