「愛せるのだろうか…」不安と葛藤があった特別養子縁組。わが子に会った瞬間、私は…【新しい家族のカタチ】

子どもがほしくて不妊治療をしていたけれど、授かることができなかったわが家。夫婦での話し合いの末、特別養子縁組の道に進むことを決めました。しかし、特別養子縁組は世間では少数派。子どもを迎える前にさまざまな不安や葛藤がありました。実際に迎え入れると……。

 

ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。

 

会った瞬間にわが子を愛おしく思えた

子どもを迎える前「血縁のない子を愛せるのか」と不安に思ったこともありました。しかし、あんなに心配していたことなのに子どもに会った瞬間、あまりのかわいさに血縁のことなんて全く気にしなくなったのです。


日増しに愛おしくなるわが子。しかもその現象は、私だけではありませんでした。私の両親は反対こそしませんでしたが、特別養子縁組の道に進むと報告したとき、血縁についてはかなり心配していたようです。しかし、わが子を見た瞬間から、デレデレになった両親。血縁は関係なく子どもの存在自体が、みんなを笑顔にしてくれていると実感しました。

 

周りがすんなり受け入れてくれた

「人と一緒」を好むこの日本において、子どもが好奇な目で見られるのではないかと心配で、特にママ友に特別養子縁組のことを言うのは憚られていました。しかし話のつじつまが合わなくなるので、思い切ってママ友に伝えてみたのです。すると「いーね! 自分の子にはかわりないもんね!」とこちらが拍子抜けするほど自然な反応で受け入れてくれました。


現在は、特別養子縁組がメディアで特集されたり、多様性を尊重する時代に変化したりしていることで、特別養子縁組が世間に認められやすくなっているのだと感じています。世間が受け入れてくれていると分かるととてもうれしく思います。

 

 

同じ境遇の心強い仲間ができた

特別養子縁組をしたことで、同じ境遇の方と出会う機会が増えました。定期的に会ったり連絡をとったりして交流しています。「真実告知すすんでる?」「ママ友や園に特別養子縁組のこと言った?」など悩みを共有したり励まし合ったりしています。


この関係が子ども同士のつながりになれば、将来親に言えない養子特有の悩みを共有できる仲間になることもできると考えています。同じ境遇の仲間はとても心強くかけがえのない存在で、わが子も私も会うのが毎回楽しみで仕方ありません。

 

 

子どもを迎える前は、さまざまな不安や葛藤がありましたが、あのとき特別養子縁組の道に進むと決めたからこそ、現在は笑顔で毎日を過ごすことができています。特別養子縁組は子どものための福祉制度で、決して養親の利益のためのものではありません。それでもわが家に笑顔を運んでくれたコウノトリのような特別養子縁組制度に、感謝の気持ちでいっぱいです。


著者:小野華

特別養子縁組で子どもを迎えた一児の母。介護や福祉のジャンルを中心にライターとして活動中。

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