運転免許を取りたい!
私は結婚前、地下鉄やバスをよく使っていたため、仕事や普段の生活で車がなくても特に不便ではありませんでした。しかし結婚して妊娠がわかり、今後子どもが生まれると自動車の運転免許があったほうがいいのではないかと思い、教習所へ通うことを決意。
私は妊娠を機に退職したため、はじめは産前に通うつもりでした。ところがつわりがひどくなかなか体調が安定しなかったため、産後、里帰り中に地元で免許を取りたいと夫や母に相談しました。
娘を預けて教習所へ
夫や母は私の考えに賛成してくれて、その後無事に娘が誕生。産後の生活に慣れてきたころ、まずは教習所へ申し込みに行きました。そこで、子どもが生まれて間もないのであまり長時間はいられないこと、少しずつ授業を受けて免許を取りたいことを伝えました。
教習所の先生に、「生まれて間もないって、今どれくらい?」と聞かれたので、「もうすぐ1カ月です」と言うと「1カ月!? それは大変だね」と、かなりびっくりされたようです。
授乳時間はどうする?
里帰り中に限られた時間内で免許を取りたいと話すと、担当の先生は私がスムーズに学科の授業を受けられるよう曜日や時間を変更してくれたり、体調を気づかってくれたり、いろいろと配慮してくれました。
そしてこのころ娘は主に母乳を飲んでいたので、行く直前や帰ってからすぐ授乳できるよう時間を調整。時間がかかりそうなときは母乳を搾っておき、母に哺乳びんでの授乳をお願いしました。母乳の量が足りないときは育児用ミルクを足していたので、どれくらいあげてほしいかを紙に書いてから出発。
最後の学科試験は会場が遠く長時間だったので、母の車で娘も一緒に試験会場の駐車場へ。試験が終わってすぐ車で授乳するなど、その日その日で工夫をしました。
周りの人たちにたくさん協力してもらったおかげで、私は1カ月ほどで無事に免許を取得することができました。教習所から帰ると娘が泣いている日もあり、母や娘に申し訳ない気持ちももちろんありました。でも、今では車でいろいろな所へ連れて行ってあげることができているので、あのとき免許を取っておいて本当によかったと思っています。
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監修/助産師REIKO
著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。