待ち合わせ前に清潔感チェック
結婚相談所で紹介された場合、相談所経由でお見合いの日時と場所を設定し、当日初めて相手と出会います。つまり、第一印象はここで決まるので、私はこの時点での自分の清潔感をMAXに保つよう気を付けていました。
具体的には、待ち合わせ時刻より15分早く到着し、現地近くのトイレに行き、髪・メイク・服・靴をきれいに見えるよう整えていたのです。
また、予定より早く着くことで、心の余裕もできました。待ち合わせギリギリに到着していたころは、息も上がっていて、髪や服も乱れていたので、せっかくの第一印象を悪くしてしまっていたのです。
清潔感MAXの状態で、時間に余裕を持ってお見合いをスタートすることで、身体的にも精神的にもその後の時間を充実して過ごすことができたと思います。
お喋りしながら違和感がないかチェック
私が登録していた結婚相談所では、待ち合わせで「初めまして」の挨拶をしたら、ホテルのラウンジに移動し、お茶しながら1時間お喋りをします。「〇〇ホテルのラウンジで1時間お見合いする」ということまで、結婚相談所できっちり決められていました。
お見合い中には、名前・出身・職業・趣味・休日の過ごし方などを話題にお喋り。私がこの時間でしていたのは「お相手の大好きなところよりも、どうしても嫌というところがないか探す」ということです。
出会って1時間弱の間で「ビジュアルも性格もトークの仕方も全部タイプ!」という人に出会えることはまずありません。そこまで自己魅力アピールのうまい方だったら、結婚相談所でなくても良い出会いを掴みとれるのでしょう。そもそも私も自分の魅力をアピールすることがうまくないので、相手にもそれは求めませんでした。
むしろ、お喋りをするなかで「一緒にいて居心地悪くないか、違和感や不信感がないか」についてよく考えていました。私自身もお相手から同様にチェックされていると心得ていたので、相手の話に細かく相槌を打ったり、深掘りする質問をしたりして、この会話を心地良いものにしようと心がけるようにしました。
ちなみに、夫となった彼とのお見合いでは、このおしゃべりの時間がそれまで会った方たちのなかで断トツに心地良く感じました。彼は緊張していたようですが、私や店員さんへのやさしい態度、押しつけない程度に自分の趣味について語るところ、仕事へのやりがいや家事が好きなところなど、私にとっては好印象でした。
自分の心に「また会いたいか」チェック
そして、1時間でお見合いデートは終了。「本日はありがとうございました」と言ってその場ではすぐ解散し、結婚相談所に「ここで終了にしたい」か「交際をスタートしたい」かを報告します。両者とも「交際希望」となると、初めて電話番号を交換することができるのです。
私の場合、このときに「また会いたい」と自分がすんなり思えたかどうかをポイントにするようにしました。すんなり「また会いたい」と思うのではなく、「う~ん、別に悪い人じゃなかったし、一応交際スタートにしておこうか……」と考えたお相手とは、結局その後、続かなかったのです。
そして、夫となった彼に対しては「次また会いたい!」と何の引っかかりもなく心の底から思えました。幸運にも彼も同様に思ってくれたため、私たちは晴れて交際スタートすることができたのです。
「お見合いで何をすべきかわからない」という不安を抱えていた私でしたが、「清潔感チェック」「違和感チェック」「また会いたいかチェック」という3つのチェック項目で、するべきこと、気を付けるべきことを明確にしました。すると、お見合い中に不安や緊張を感じなくなり、効率良くお見合いを進められるようになりました。結果、相性の良い彼と出会って結婚することができたので、「あのとき頑張ってお見合いに向き合ってよかった」と今では思っています。
著者/ココロナナコ
イラスト/おんたま
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