※コロナ禍前の体験談です。
飲み会中に違和感
私は生理1日目、2日目に月経痛があり、腹痛、腰痛、頭痛、そして全身の痺れを感じます。月経4日目には落ち着いており、月経痛を感じることはほぼありませんでした。
その日は月経4日目。久しぶりに会う友人とお酒を飲みに出かけたときのことです。居酒屋に到着し、お酒を飲み出して1時間程度経ったとき、下腹部に痛みと腰痛、微かに痺れを感じました。また、いつもよりお酒の回りが早いと感じ、「今日は酔いを感じるのが早くて、なんだかポカポカするな〜」と感じていました。
顔色を指摘される
そんな違和感を覚えながらも引き続きお酒を飲んでいると、いきなり目の前がグルグル回り、それと同時に頭もフラフラするようになりました。「このままでは友人に迷惑をかけてしまうかも」と思い、私はトイレへ。すると4日目にしては経血の量が多く、月経2日目と同じような状態になっていました。
「あれ?」と感じつつも、「せっかく友人と久しぶりに会えたのだから」という思いが強く、友人ともっと楽しく過ごしたいと無理をしながらも席へ戻りました。友人からも「顔色が悪いよ、酔っ払った?」と言われましたが、私はとっさに「全然大丈夫!」と言い、その場を流しました。
痛みが増してきて…
しかし徐々に頭痛がひどくなり……。息も荒くなりはじめ、友人からは「大丈夫?! 顔色が悪いから、今日はそろそろ帰ろうか」と私を気づかった言葉が。
私は「実は月経4日目で……。でも今日は経血が多くて、月経痛もあるみたい。普段の月経4日目なら、こんなことないんだけど……」と告白。過去に経験したことのない焦りながらも、そのときは友人の勧めもあって帰宅することにしたのです。
それ以降、月経4日目に同じような症状になることはありませんでした。その後、生理中はアルコールが回りやすいということを知り、お酒の影響もあったのかもと反省しました。
それからは、生理中にお酒を飲むことがあれば少量にすること、事前に友人などにひと言伝えておくことなどを意識するようになりました。
※生理中はアルコールを分解する力が低下しているので、アルコールがまわりやすくなります。また、経血が排出されることで貧血や脱水にもなりやすい状態。その状態で、アルコールを摂取すると血中のアルコール濃度が上がって、頭痛やめまいなどを引きおこす恐れもあります。さらにアルコール摂取によって、血行が良くなり出血量が増えます。代謝が悪くむくみやすかったり、精神的に不安定になったりする時期でもあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
著者/平津光歩
監修/助産師REIKO
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