「結婚するならこの人」と理想があり
結婚適齢期になり、「こんな人と結婚したい」「こんな人とは結婚したくない」と考えることが多くなりました。私も理想があって、たばこを吸わない人、ギャンブルをしない人、お酒を飲みすぎない人、いつも笑顔でいてくれる人、私を大切にしてくれる人、正社員で働いている人などでした。
次に付き合うなら、理想に近くて結婚を意識できる人がいいと思っていた私。それから間もなくして、知り合いの飲食店で、ある男性と出会いました。
彼との相性診断をするために占いへ
彼と出会い、その後、2人で食事へ行く仲に。そして、2回目にごはんを一緒に食べたあとの帰りに彼から告白! 彼はやさしく誠実で、私は好印象を抱いていました。
しかしそのとき、私はすぐに返事はできませんでした。もっと彼のことを知りたいと思っていたからです。それからしばらくは友だち期間ということで、一緒に食事をしたり、休みの日には一緒に出かけたりするようになり、1カ月ほどが経ちました。
友だちでいる期間も、彼の印象は最初から変わりませんでした。たばこもキャンブルもしないし、私の理想に近い人だなと感じて、付き合ってみようと思い始めたときのことです。友人に相談すると「参考程度に相性を占ってもらったら?」と占いをすすめられました。そして、私は彼との相性を占ってもらうことにしたのです。
占い師から衝撃のひと言
すると、占い師の方から「この彼とはあまりいい相性でなく、もっといい人が現れる」と言われてしまいました。彼といるときはとても心地が良く、まさか相性が悪いとは思っていなかったので、私はこの占いの結果にショック。
ただ、このとき私の気持ちはすでに「彼と付き合う」と決まっていて、占いでは、付き合うための後押しが欲しかっただけ。
この占いの結果に一瞬悩んだものの、彼と付き合ったら楽しそうだなと、プラスの考えしか思い浮かびません。そして、この人と結婚すれば、こんな結婚生活を送るんだろうなと想像ができたのです。私は、自分の直感を信じて、彼が友だちとの旅行中にもかかわらず、私から電話で「お付き合いします」と返事をしました。
「相性は悪い」と言われた彼と結婚して…
彼と交際を始めてから、3カ月ほどでプロポーズされ、その1年後に結婚しました。
結婚後の生活は、付き合う前に想像してた通りのように感じます。家事を手伝ってくれ、子どもが生まれてからは子どものおむつ交換や公園での遊びにも付き合ってくれます。たばこやギャンブルもせず、そのことで喧嘩になることはありません。
もちろん価値観や考え方の違いから、喧嘩になることはあります。喧嘩が増えたときは「これって相性が悪いからなのかな?」と感じた時期もありました。しかし、次第にどんな人と結婚しても、少なからずあることだと考えられるようになり気にならなくなりました。
生まれた場所も、育った環境も違う男女が一緒に暮らすのですから、同じ考えでなくて当たり前。今では彼の価値観や考えが自分と違っていたときには、そういう考えもあるなと、理解して認めるようにしています。
占いに行って「相性が悪い」と言われましたが、今となっては、あのときに自分の直感を信じ、夫と結婚して本当によかったと思っています。
著者:森川りりこ/女性・主婦
イラスト:すうみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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