生理不順改善のためにピルを服用するも…
20代半ばのころ、私は生理不順を改善するためにピルの服用を始めました。生理が定期的にこないことが不安で、「次、いつ生理がくるだろう」と考えるのが面倒だったからです。
だけど、ピルを飲むと副作用の吐き気が出てしまう私。特に飲み始めのころは副作用がひどく、婦人科の先生に相談して2~3種類のピルを試したうえで、自分に合った副作用の少ないピルを処方してもらってはいました。
しかし、私は、新幹線に乗って仕事をしており、シフト制で早番や遅番もある勤務形態なので、生活は不規則。さらに、乗り物酔いをすることもあります。
そのため、コンディションが悪い日にピルの副作用による症状が重なったときは本当にしんどくて……。「これでは仕事に支障が出てしまう」と悩んだ私は、仕方なくピルの服用をあきらめたのでした。
産後、再びピルの服用にチャレンジ!
それから月日が経ち、30歳になって2人目を出産した私は、産後4カ月ほどで生理が再開しました。すると、PMS(月経前症候群)によるイライラと眠気に襲われるようになったのです。これらをどうにかしたくて再びピルの服用を考えたのですが、副作用のつらさを覚えている身としては、怖くてなかなか手が出せませんでした。
それでも今回は、副作用の恐怖より「PMSを改善して子どもたちと穏やかに過ごしたい!」という気持ちのほうが勝って服用を決意したのです!
私は、すぐに病院を受診しました。そして過去に副作用で嘔吐したことを相談したら、「個人差によるけど副作用はあります」と、医師から説明を受けました。こうして数年ぶりに処方されたピルは、うろ覚えですが以前と同じものだったように思います。
ピルの副作用は…
服用初日。やはり副作用で嘔吐してしまいました。胸が苦しくなり、貧血のような症状も現れてフラフラになり、夫に助けを要請! 水を1杯飲み、30分ほど横になったところで、どうにかラクになりました。
前日、子どもの夜泣きの対応に追われて、十分な睡眠がとれなかったことも、より体調を悪化させた一因かもしれません。その後も、寝不足の日にはフラフラしたことが2回ほどありました。
それから、ピルを飲み始めて1週間が経ったころ。なんと、副作用はまったくなくなりました! こんな短期間で解消されるなんて驚きです! 私の場合、ピルに慣れて副作用が出なくなるまでは、乗り物酔いを起こさないよう乗り物には長時間乗らないこと、睡眠はしっかりとること。この2点を特に気をつけたことがプラスに作用したように思います。
今もピルの服用は継続中。副作用の恐怖に負けず、PMS対策でピルを飲み始めてよかったです!
PMSによるイライラや眠気が完全に消え去ったわけではありませんが、ピルの服用でだいぶ緩和されました。排卵痛がなくなり、生理周期を把握できるようになったのも助かっています。ピルの服用による副作用には個人差があると思いますが、すぐに副作用がなくなった私にはメリットのほうが大きく、再開してよかったと思っています。
ちなみに、現在は毎月病院に足を運ぶのが面倒で、オンラインで医師から診断を受け、ピルを処方してもらっています。オンラインピルはとても便利で助かっています。
文/橘 シルフィンフォードさん
監修/助産師REIKO
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