「ねぇ返事はー？」イラァ！生理で寝込む私。返事を催促しまくる彼に…

 

大学在学中で遠距離ではないころは、近くで私の生理中の体調が直接見ることができたからか、とてもやさしかった彼。私が生理中は、ナプキンや薬を買ってきてくれたり、温かい飲み物やスープを用意してくれたり、とても気づかってくれました。

 

体調が良くて生理中にデートをしたときも、ズボンが汚れてないかみてくれたり、使い捨てカイロを用意してくれたり、本当にやさしくて素敵な彼だったのです。普段からおもしろくてやさしい彼なのですが、生理中は特にやさしくて、私はどんどん彼を好きになっていきました。

 

大学卒業をきっかけに遠距離となった私たち。生理予定アプリは共有したままだし、彼なら、私を直接いたわることはできなくても、生理中は「大丈夫？」「おなかあっためてね」などのメッセージくらいはくれると思っていました。

 

しかし、そんな期待は大きくはずれました。遠距離になってからというもの、生理中の私が生理痛が強くてスマホを見られず返信できずにいると、返事の催促をするようなメッセージやスタンプを送ってきたのです。私は「生理予定アプリの共有で、生理の通知がいっているはずだから、私が生理っていうことは、わかっているはずでしょ！？ なのにどうして？」と生理のたびにイライラ……。

 

しかし、生理が終わるとそのイライラもなくなり、私も「まあ、いっか」と思える心の余裕も出てくるので、遠距離が始まっても、すぐに生理アプリの共有設定は解除しなかったのですが……。

そして遠距離になって1年。相変わらず、生理のたびに返事を催促するメッセージが届いていました。

 

私はついに我慢ができなくなって、私は共有設定の解除。しかし、解除をしたことは通知されないのか、彼はまったく気付いていない様子。

 

その後、彼と直接会うまでに1回生理がきたので、私はいつも通り記録しました。共有設定の解除前なら彼の元にも生理がきたという通知が届くはずですが、解除しているので彼のところへ通知はいきません。

 

私は「今回の生理の通知がいかないことで、彼も共有を解除したことに気づくだろうな」と思いましたが、彼からは「解除した？」という連絡がこず……。まったく気付いていない様子に、私は呆れてしまいました。

 

その1週間後、彼と直接会ったので共有設定を解除したこと、そして解除した理由を伝えました。彼は驚きつつも私の気持ちを知り「ごめんなさい……」と謝ってくれて……。私は生理アプリを共有しなおしました。

 

 

その後は、生理中に彼から返事を催促するメッセージやスタンプは送られてこず、代わりに「大丈夫？」と私をいたわってくれるメッセージが届くように。きちんと自分の気持ちを打ち明けてよかったと思います。

 

著者／佐藤里桜
監修／助産師 REIKO