なんて読む? ハテナだらけのヒットチャート
子どもが生まれて以降、テレビと言えばEテレ、もしくは子ども向けのDVD。音楽と言えば童謡か、子ども向けアニメのテーマ曲ばかりでした。
そんな状態で過ごしていたので、もちろん話題のドラマや音楽番組などとは縁遠い生活。CMすら見ずにいましたが、生活するのにはまったく困っていなかったので、世の中が変化していることにも気付かずにいました。
つい最近、約10年ぶりに昼間テレビを見たら、軒並みCMは新しくなっているし、知らない物だらけ。商品を知らないだけでなく、バックに流れる曲も知らなければ、出演している方々もわからないのです。さらに驚いたのが、音楽番組のヒットチャート! 歌を知らないのはもちろん、歌手の名前を読むことすらできず、がく然……。
ファッションもメイク法も変化の嵐!
私は元々それほどファッションに明るいほうではありませんでしたが、社会人時代には毎月1冊は雑誌を読んで流行だけは把握していました。しかし、子育て中はひたすら動きやすさと洗濯しやすさを重視したお手軽ファッションに身を包み、流行などとは縁遠い日々。デニム+Tシャツがユニフォームの生活が長くなり、気付けば私は完全なファッション迷子になっていました。
とりあえず、体形に自信が持てないからシャツをインすることと、冷え症が悪化しそうな足首見せは自分にとって絶対NGであることはわかります。ただ、避けたいポイントはわかるけれど、どうすれば流行遅れにならずに体形カバーや冷え性対策ができるのか、わからなくなってしまいました。
メイクにしても、子育てや介護に追われる中ではBBクリームと眉だけ描くのがやっとだったので、メイクの仕方を忘れている上、色味や眉の形などどのようなメイクが流行なのかわからない……。化粧品コーナーを眺めてみても、どう違うのかわからず途方に暮れる有様。
なぜこうなった? 原因を考察して気付いたこと
化粧品も洋服も、10年以上新しい物を買わなかったかと言えば、そんなことはありません。音楽や動画を見なかったのかと言えばそんなことはなく、むしろ毎日見て歌って踊っていました。なのに、どうしてこんなにも取り残された感じがするのか……。
それは、一般的な社会は大人中心になっていて、子ども中心の生活はその大人中心の生活とはまったく違うこと。そして、子ども中心の生活をより良くすればするほど、大人中心の生活とはかけ離れていってしまうこと。いつの間にか子ども中心の生活が当たり前になってしまっていて、そのほかに目を向けられていなかったことが、最大の原因だと思いました。園関連で外に出ていて外部と関わっていたつもりでしたが、園自体が子ども中心の世界だったのです。
子どもが家にいない時間が増え、ようやく自分の時間が作れるようになったことで、少し周囲を見る余裕ができました。今までは買わなかった雑誌を久しぶりに手に取ってみたり、テレビでワイドショーを見たり、自分の好みでYouTubeを見たり。子どもとは関係のない物に触れるようになり、少しずつではありますが社会とのつながりが戻ってきたような気がしています。
まとめ
社会は大人中心の生活になっているのだということに、改めて気付きました。子どもの行事や買い物などで外に出ているからと思っていましたが、実は私は子ども中心の狭い範囲の中で生活していたのだと実感……。相変わらず時間に追われる生活ではありますが、少しずつ自分の時間を大切に、浦島太郎から脱して行きたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:おおさわ
長野県在住。低体温&極度冷え症脱出めざして、温活に夢中。