夫が爪を切る場所は…
私は手の爪を切るとき、部屋にあるゴミ箱の上で切ります。それが当たり前だと思ってきました。しかしある日、私は驚くべき光景を目撃してしまいます……。なんと夫が、キッチンのシンクの上で爪を切り、爪切りの中に入った爪をシンク内の生ゴミ入れに落としていたのです。
私はその光景を初めて見たとき「なんでそんなところで爪切ってるの!? 汚いからやめてよ! 」と夫に注意しました。すると夫は「生ゴミも爪もどっちも汚いんだから別にいいじゃん」とのこと。「たしかにそうだけど……」と、私はどこか納得がいかないながらも、それ以上は言いませんでした。
しかしその後も何度か同じことがあったため、私は「食器や食材を洗うシンクの上で爪を切ったり、生ゴミ入れに爪を入れたりするのは、衛生的に気になるからやめてほしい」と再度注意。すると夫は腑に落ちない様子ながらも、それ以降はやめてくれるようになりました。
トイレで「大」をしたあとも…
わが家には「トイレで大をしたあとはタンクの上で手を洗い、洗面所でハンドソープを使って再度手を洗う」というルールがあります。トイレ内にはハンドソープを置く場所がないためです。しかし私はある日、夫が大をしたあと、キッチンのシンクで手を洗っているのを目撃してしまいました。
キッチンにもハンドソープを置いていますが、それは料理中に手が汚れたときに使うため。大をしたあとに一度水で手を洗ってはいるものの、シンクの上で洗うのは「シンクで爪切り事件」と同じように、衛生的な観点からやめてほしいのです。
夫に指摘すると、夫からはシンクで爪切り事件同様「別にいいじゃん」との答えが。しかし見かけるたびに注意し続けていると、私のことを面倒くさいと思ったのかやめてくれるようになりました。
菌は気にならないのにそこは気になるの!?
夫はこのように菌を気にしない一方、今やらないといけないの!? というタイミングで掃除をし始めることがあります。
それは家族で出かける出発時間が迫っているときだったり、夜遅くだったり。その日届いた勢いで家具を組み立てたときは、出てきた木くずを掃除するため、深夜にもかかわらず掃除機をかけたこともあります。
私は近所迷惑になるのを恐れ、木くずはとりあえず1カ所にまとめて次の日に掃除すればいいと思い、夫に「それ今やらないとだめなの? 」と聞きました。すると夫からは「うん! 気になるから! 」との答えが。どうやら夫は目に見えない菌は気にならないけれど、目に見えるゴミは気になるようです。そしてどうやら私はその逆みたいです。
私は潔癖症ではないものの神経質なところがあり、このように夫とぶつかってしまうこともしばしば。でも自分の価値観を押し付けることと、自分の気持ちを伝えることは違うと私は思っています。
実際、夫に伝え続けたらこのように改善してくれたこともたくさんありました。「結婚は忍耐」という言葉をよく聞きますが、伝え方に注意したうえで、相手に自分の気持ちを伝えることは大切だと感じたエピソードでした。
著者/今岡めい
作画/村澤綾香
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