生理不順で開始時期が予測できず…
私は24歳のころ、職場のストレスや不規則な生活からか、ひどい生理不順に陥っており、生理の開始時期を予測することがほとんど不可能に。そんなある日、職場で働いているときに唐突に生理が始まったのです。
もともと生理が重く、突然ひどい生理痛に襲われた私。周囲の人が心配して声をかけてくれたため、私は「生理痛なので薬を飲めば大丈夫」と答えていました。
同僚のひと言に衝撃
ひとまず常に持ち歩いていた薬を服用し、更衣室に移動して痛みが収まるのを待っていました。そのとき、更衣室に年上の女性の同僚が。そして、周囲の同僚たちに私がなぜうずくまっているかを聞くと、「あぁ、生理痛か。えぇー大変だね、でも寝込む人とかもいるんだし、これくらいならそんなに大したことないよね」と言ったのです。
たしかに寝込むほどではないものの、私としてはとてもつらい痛みです。苦しんでいる人を目の前にして、そんな言葉をかけられるのかと衝撃を受けてしまいました。
あとで話を聞いたところ、彼女はほとんど生理痛を感じたことがないようで、私の痛みがまったく想像できていないようでした。
女性が生理痛を軽視することもある
私はこれまで、彼氏や友人などに生理の症状の重さを話すと、気づかってもらうことが多くありました。生理痛を軽視する女性の存在は、SNSなどで見かけることなどはあっても実際に出会ったことはなかったため、こんな人が本当にいることにとても驚いたのです。
女性でも生理痛や生理の症状を軽視する人もいるのだと改めて知った出来事でした。
私に「このくらいの生理痛なら大したことない」と言った彼女のことは、「世の中にはそういう人もいる」と飲み込んで、その場をやり過ごしました。しかし今思えば、理解してもらえなかったとしても、今後私のように同性の言葉で傷つく人を増やさないためにも、少し話をすべきだったと反省しています。
また一方で私は、今回の出来事を通じ、生理に限らず自分の想像力が及ばないものに対しても最大限相手を尊重し、気づかう気持ちが大切であると学ぶことができました。
著者/百田
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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