生理痛のせいで過呼吸になってしまう!
20代前半にデパートで美容部員として働いていたころ、ひどい生理痛から過呼吸を起こしてまわりをビックリさせてしまいました。
実は、過呼吸を起こしたのはこれが初めてではありません。大学生のころ、電車の中で激しい生理痛と過呼吸に襲われて立てなくなり、親切な乗客の方が駅で介抱してくれて、そのまま駅長室まで車椅子で運んでもらったこともあります。
仕事中に過呼吸を起こしてしまい…
この日は生理1日目。過呼吸を起こしたときはちょうど閉店間際だったので、そのまま店内の個室で休ませてもらいました。その後、落ち着いたら先輩の旦那さまが車を出してくださって、私の母が迎えにくる駅まで送ってもらいました。
その日は病院には行かず、自宅に帰って休むことに。後日、過呼吸の原因は生理痛かもしれない、と職場の先輩に話しました。すると、先輩に婦人科での検査をすすめられ、後日、私は産婦人科に行ってみることにしたのです。
婦人科でピルを処方された
結果的には、強烈な生理痛や過呼吸は、血の塊が詰まって痛くなることが原因でした。医師によると、年齢が若いと経血を出そうとする子宮の収縮力が強いらしいのですが、経血の塊ができることで入り口を塞ぎ、経血を出そうとするのを邪魔してしまい、より痛みが強くなるとのこと。
それを踏まえ、医師からは経血量や痛みを軽減するためにも、ピルの服用をすすめられました。 最初は「え? それって避妊薬じゃ……」というイメージが強かったピル……。しかし、服用してみると生理周期が整うので予定も立てやすいし、太りやすくなると聞いたこともありましたが、全然そんなことはありませんでした。
結局ピルは5年ほど服用していました。今は年齢とともに生理痛が緩和され、過呼吸を起こすことがなくなったことと、また妊娠を希望しているため、ピルの服用は中止しています。
ピルによって経血量が減ったことで生理痛もマシになり、特に副作用もなく、生理の予定もわかるのでいいこと尽くしでした。 ピルを処方してもらうため、婦人科に時々行くことになるので、婦人科に対する苦手意識もなくなり、子宮がん検診や体のことをいろいろと相談することができてよかったです。
原案/本宮瑞樹
作画/sawawa
監修/助産師 REIKO
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