春夏秋冬、季節の移ろいに合わせて、お花見、夏祭り、果実採り、雪遊びと、幼少期から季節の行事を楽しんできたわが子。
そんな季節の行事を幼稚園のお友達と一緒に体験したことは、また格別のよろこびがあったようです。年中行事に対する姿勢も、幼稚園選びのポイントのひとつにしませんか?
まずは鯉のぼりに興奮!
幼稚園の園庭の真ん中に揺れる大きな鯉のぼり。幼稚園に入園して間もなく、私の息子が「真鯉も緋鯉もあるんだよ!」とよろこんで話をしてくれました。
そのほかにも、公園にお花見に行ってお団子を食べたり、子どもの日のつどいで兜を作って柏餅を食べたりと、幼稚園で季節の行事を楽しんでいました。
夏には縁日や盆踊りをしながらの夏祭り、秋にはハロウィンにちなんだ作品展、年の瀬が近付くと大きな杵と臼でもちつき大会。家族も交えて楽しく年中行事を味わいました。
作って食べて歌う!体で感じる年中行事
秋には、敬老の日の絵手紙を投函したり、お月見プラネタリウムに行ったり。クリスマスには、ろうそくの灯りのなかサンタさんが登場、いろんな顔の鬼たちで節分をして、ひな人形作りではきれいな細工に挑戦!
息子はたくさんの年中行事と意味を知り、自分たちで何かを作り上げることとお友達と過ごすよろこびも知ったようです。そして何より、そんな楽しい行事には子どもたちの大好きな食べ物と歌や踊りが寄り添い、体全体で年中行事の楽しさを感じる機会を持てました。
母の日に息子がくれた絵
ただ、母の日だけは、私自身からは言い出せずに教えていませんでした。それが、幼稚園に入園すると「おかあさん、ありがとう」の絵を描いてきてくれて大感動!スーパーなどにも飾られて、家族で見に行くのも楽しみのひとつでした。
小学校に入ってからは「母の日」に絵をくれることはなくなりました。少しさみしい思いをしたものの、子どもたちがプレゼントくれたりお手伝いをしてくれたりと、幼稚園での日々を思い出したのか、この日を大事にしてくれるようになっていたのです。
幼稚園時代に年中行事に親しみ、豊かな情操教育を得られたことは、生きるうえでの大きな力であり、財産だと思います。わが家の年中行事、今では子どもたちが率先して作り上げ、盛り上げてくれてますよ。年中行事に積極的に取り組んでいるということも、幼稚園を選ぶポイントに加えてみてくださいね。(TEXT:安田梨玖)