保育園に入園してから「保育園選びに失敗した!」というのはよくある話ですが、働きながら転園先を探すのもひと苦労です。入れたい保育園が定員いっぱいで受け入れを断られることもあります。失敗しないために、最低3~5園は施設見学をしましょう。幼稚園選びの際のチェックポイントを解説します。
保育園の中を必ず見る!
必ず保育園に足を運びましょう。筆者としては、施設内の清掃が行き届いているかどうかがいちばん見てほしいポイント。建物が新しくて遊具も新品、でも保育園の中がゴタゴタに散らかっているところは避けたほうがいいと思います。
私は、近所のしゃれた外観の保育園を見学したときに、子どもの下駄箱のすぐ近くにパイプ椅子が山積みになり、今にも崩れそうになっているのを見かけました。子どもに危害がありそうな現場を見て「ここは絶対にやめよう」と思いました。保育園の中に足を踏み入れてみないと分からないことは、いろいろあるんですね。
園長先生か主任先生に会おう!
保育園運営の中心となっている先生に会いましょう。園の雰囲気はトップの人に会うことで、言葉ではなく「感覚」で自分と合うか合わないかがわかることもあります。園の運営に自信がある保育園なら、快く園長のスケジュールの空いている日に訪問日を設定してくれます。
そして、訪問前に質問リストを作り、疑問点を解決しましょう。園の保育目標や給食、お昼寝の様子やどのような遊びを取り入れているか、そんなことを質問しながら在園児の様子もチェックしましょう。
先生の年齢層に幅があるかどうか
新しい保育園や私立の保育園では、経験の浅い若い先生ばかりということがあります。若い先生はエネルギッシュで一生懸命な姿勢で保育に関わってくれますが、やはり子育て経験のあるベテラン保育士さんが多く稼働している保育園は、ママもより安心して子どもを預けられると思います。
ベテラン保育士さんは、ご自身も仕事をしながら子育てをしていることが多く、ママの気持ちを本当によく汲んでくれます。いろんな世代の保育士さんのいる保育園が理想だと思います。
保育園選びはママ友やクチコミ情報だけで判断せず、必ず足を運んで自分の目で見て確認してから選びましょう!保育園激戦区はほとんど途中入園の枠がないと思いますので、各自治体の申し込み時期を確認し、年度始めの4月入園を狙うのがいちばん確実です。(TEXT:伊川遥)