赤ちゃんが母乳やミルクを飲んでくれない、寝てくれない、何をしても泣き止まないなど、育児をしているとさまざまな問題がママを襲います。
出産してわが子を抱いたときには幸せな気持ちでいっぱいだったのに、急に育児が嫌になったりすることはありませんか?もしかすると危険な状態かもしれません。
育児ノイローゼの症状とは?
育児ノイローゼは、精神様態が不安定になったときに症状を引き起こします。主な症状には下記のようなものが挙げられます。
●食欲がなくなる
●眠れなくなる
●悲観的になる
●子どもがかわいいと思えなくなる
●誰とも会いたくなくなる、など
個人差はありますが、昨日まではそんなことをまったく感じずに元気だったのに、いきなり育児ノイローゼになってしまうこともあります。
育児ノイローゼの原因とは?
いつも赤ちゃんと一緒にいるママは、気運転換をしようと思っても簡単にはできません。それに加え、赤ちゃんの夜泣きや夜中の授乳で体も疲れています。
パパの協力があれば、ひとりの時間を作れたり休んだりすることができますが、そうでないと、ママは自分の時間を持つことができません。このような育児によるストレスや疲労、家庭不和などが育児ノイローゼへと繋がります。
「育児ノイローゼかもしれない」と思ったら
自覚症状がある場合は、早めに病院を受診してください。母乳で育児をしているママの中には、薬を処方された場合に服用することをためらう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ミルクでも赤ちゃんはちゃんと成長します。赤ちゃんにとっていちばんうれしいことは、ママが元気でいることです。育児ノイローゼは放っておくと、虐待や自殺へと繫がる可能性もあるため大変危険です。
「まさか自分が育児ノイローゼなんて」と思いがちですが、誰にでも起こり得ることです。事前に家族に話をしておくと、育児に対しての協力や理解を得やすくなり、育児ノイローゼを未然に防ぐことができるかもしれません。(TEXT:小室 忍)