感謝の気持ちはきちんと伝える
まず、お互いに「ありがとう」は必ず口に出して言うということです。いくら心の中で思っていても、口に出さなければ相手には伝わりません。「ありがとう」以外にも「助かるよ」「うれしかったよ」など前向きな言葉は、なるべく言葉にして伝え合うようにしています。
結婚当初は、お互いに”察してほしい”という気持ちがあったからか、夫婦の間で感謝の言葉が足りず、つい「なんで自分ばかり?」と思ってしまい、すぐにイライラしてしまいました。それを、些細なことにも感謝するようになってからは、平凡な毎日がとても幸せなことだと気付けたのです。
言い方には気をつける
過去には、私の言い方がきつくて喧嘩に発展することもありました。自分に余裕がないときや、相手の欠点が目についたときは、つい言いすぎてしまうこともしばしば。
そういうときは、喧嘩の内容が「相手に直してほしいところ」から「今の言い方はひどい」と、発言に対してに変わってしまい、何の解決にもなりませんでした。それからは、カッとなっても相手に何かを指摘するときにも、ひと呼吸おいて話しかけるように心がけています。
同じ内容でも、言い方ひとつで相手に与える印象は大きく異なるということを感じたのです。
「夫婦と他人は紙一重」と思う
これは私だけですが、夫のことは「世界で一番大好きで大切な他人」だと思っています。
一見冷たいと感じられるかもしれませんが、「他人だからこそ円満でいる努力をしなければならない」と思っているのです。実家の家族とは違い、お互いが相手を労わり、大切にする努力を怠ると簡単に縁が切れてしまうと感じています。
また、自分の考えや価値観を押し付けないためにも、夫婦である前にひとりの人間として夫を尊重したいと考えているのです。
そんな夫と先日、5回目の結婚記念日を迎えました。子どもにも恵まれ、穏やかですが幸せな毎日を送れていることに感謝しています。つい、「家族なんだから」と甘えてしまいそうになることもありますが、そのときはこれらの心がけを思い出すようにしています。これからも、コミュニケーションと思いやりを大切にしながら、家族みんなで楽しく過ごしていきたいです。
著者/西山百々
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