いよいよ管理入院がスタート
妊娠30週目の妊婦健診で管理入院が決まり、翌日から入院生活がスタートしました。入院当日は、腟内の検査や帝王切開に備えての心電図やレントゲンなどの手術前検査、血液検査とフルコース。
そして入院から4日目に診察があり、さらに子宮頸管が1cmと短くなっていました。自覚はありませんでしたが、定期的なおなかの張りもあるとのことで、これ以上悪化させないために点滴生活が始まったのです。同時に、早く生まれてしまった場合に備えて、赤ちゃんの肺機能の成長を促す筋肉注射を打ち、24時間あけてもう一度、計2回の注射をおこないました。
ナメていた管理入院の生活
入院生活のはじめのころは、点滴と筋肉注射の副作用でとてもしんどかったです。「2〜3日で慣れるよ」と看護師さんからは言われていましたが、1週間くらいはとても大変な毎日でした。主な副作用としては、動悸や血圧上昇、手の震え、体のほてり、倦怠感、体中の筋肉痛と、トイレへ行くのでさえ体が重たかったです。
だんだん慣れてきた入院生活、今度はストレスに苦しめられました。室内安静だったため、移動するときは車椅子だったり、大部屋のため落ち着かなかったり、家族に一切会えない悲しさだったりと精神的に参っていました。でも何かあればすぐに担当医や看護師さんへ相談できる環境は、安心感がとても大きかったです。
体力的にも精神的にも大変なことは多かったですが、入院から1カ月が経ち、ようやく退院できるかもしれないということに!
妊娠34週目に一時退院の許可が出ました
1つ目の目標にしていた、赤ちゃんの肺機能が完成する妊娠34週目に突入。そのころには、点滴を卒業し内服に切り替わり、子宮頸管長も悪化しておらず現状維持ができているため、一時退院の許可がおりました。帰ってからも自宅安静に変わりないですが、やっと家族に会えることがとてもうれしかったです。
しかし、すぐに心配事を看護師さんへ相談できる環境ではなくなるので、帰ってから大丈夫かなと心配はありました。退院から5日目の現在も、自宅安静の生活をしています。次の目標は妊娠35週、36週を迎えることです。これからの出産に向けて残りの家族時間を楽しみ、双子出産に臨みたいと思います。
私の場合、悪化することもなく退院でき、出産前に家族にもう一度会えたことは、これからの出産に向けて勇気づけられました。2回の出産を体験し、これから3回目の出産になります。どの妊娠もそれぞれの物語があり、改めて妊娠・出産は奇跡なんだなと思えた管理入院でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:高奈あきこ
2022年双子出産予定。3歳・2歳・0歳の4人の男の子ママになります。リラクゼーションサロン勤務の経験あり。おしゃれを捨てないパワフルママ目指してます。