自分たちでトイレ掃除もすることに
私は高校に入り、初めて学校のトイレ掃除をするようになりました。なぜなら、私が通っていた小学校や中学校では、トイレ掃除を自分たちですることはなかったからです。
洗面台を雑巾で拭いて水はねを取ったり、便器をブラシで擦ったりすることはもちろん、使用済みのナプキンなど汚物のゴミを捨てる仕事もトイレ掃除に含まれていました。
小・中学校で経験していなかったため、トイレ掃除をするだけでもはじめは驚いたのですが、まさか汚物入れのゴミを捨てるのも自分たちの仕事であるとは思っていませんでした。
人気のない汚物のゴミ捨ての仕事
汚物のゴミを捨てるのは、トイレ掃除の中でも特に人気のない役割でした。トイレ掃除は毎回10名ほどで担当していましたが、その中でジャンケンをし、勝った人からやりたい仕事を選んでいきます。そして、いつも最後に残るのは、汚物入れのゴミを捨てる仕事。
私がその担当になってしまったときは、正直なところ、とても嫌な気持ちになったことを今でもよく覚えています。しかし、この汚物入れのゴミを捨てるというトイレ掃除から学んだこともありました。
トイレ掃除から学んだ生理用品を捨てるときに心がけていること
私がこのトイレ掃除で学んだことは、使用済みのナプキンは必ずきっちり丸めて、テープでしっかり止めてから捨てることの重要性です。
テープの止め方が甘いと捨てたあとに広がってしまうことがあり、ゴミ捨てをする際に、ナプキンの経血の付いた部分が丸見えになって、とても嫌な気持ちになるのです。そのため私は、汚物入れのゴミ捨て掃除の経験以降は、それまで以上にきっちりテープで止めることを心がけるようになりました。
ナプキンを捨てるとき、ただ丸めて汚物入れに入れればいいとしか考えていなかった私ですが、使用済みのナプキンをまとめてゴミ捨て場まで持って行ってくれる人がいると思うと、これまで以上に捨て方には気を付けようと思うように。特に、公共の場でトイレを使うときは、これからも引き続き気を付けていきたいです。
著者/nanoka22
監修/助産師 REIKO
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