喧嘩のたびに生理中?と聞く彼
大学生のときに付き合っていた彼は、怒っている女性を生理中だと決めつけて、ちゃかした発言をよくしていました。私と喧嘩になるといつも「今日は生理じゃないのに何でイライラしてるの?」「もしかして急に生理になったとか?」など、生理の話題をすぐに出してきました。
今思うとなぜこんな男性と付き合っていたのか不思議で仕方ありませんが、当時は彼のことが好きだったので、喧嘩のたびに心ない発言をされても我慢していたのです。
募ったイライラがついに爆発!
しかし、真剣に怒っているのに「生理のせい」だとちゃかされて話を聞いてくれない彼に対して、私は次第にイライラを募らせるようになりました。
そしてある日のお家デート中、ささいな理由で口論に発展した私と彼は、そのまま喧嘩へと突入。ここまでは私たちにとってよくあることでしたが、彼の「すごくイライラしてるね! 今日生理なの?」という言葉を聞いた瞬間、私は今までにない怒りを感じました。
そして気付けば、考えるよりも先に「生理だったら何だ? 生理じゃなかったら何だ? 言ってみろ!」と怒鳴っていたのです。
彼のことが好きで、喧嘩中でも彼を刺激する物言いはやめようと我慢していた私ですが、このとき目が覚めたのかもしれません。これまでの私からは想像できない様子に、彼はしばらく呆然としていました。
大喧嘩の結末は…
その後、私も彼もハッと我に返ったのですが、彼がすぐさま言い返してきて結局、口論は続き……。「もうこの人はダメだ」と思った私が、「生理をからかう男性とは付き合えない! 別れる!」と、急に別れを切り出すと、彼は態度を一変させました。
そして、「本当にごめん。もう生理をネタにしないから別れるなんて言わないで」と彼は急にしおらしい態度を見せたのです。
今さら謝られたって私の気持ちは戻りません。結局、私たちはそのまま破局。しばらくして彼から「復縁できないか」とLINEがきましたが、私が応じることはなくそれきり連絡もこなくなりました。
それから約半年後、私は生理を理解してくれる新しい彼との交際をスタートさせました。元彼との交際には正直いい思い出がほとんどありませんが、「相手に寄り添う」「パートナーを理解しようと努力する」ことの大切さは学べたと思っています。
男女の体はそれぞれ違いがあるからこそ、お互いに歩み寄って理解を深める必要があると思うきっかけをくれたのだと考えています。
著者/ごとうゆき
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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