生理にオープンだった高校時代
中学・高校と女子校に通っていた私。女子しかいないことを理由に、生理に関してかなりオープンでした。
クラスメイトたちとは大きな声で「生理きちゃった」「ナプキン貸して」など、生理に関する話をよくしていましたし、机の上に予備や交換用の生理用品がそのまま放置されていることも日常茶飯事。
そんな環境で6年間を過ごした私は「学校内で生理を隠す」という習慣がないまま、男女共学の大学に進学しました。
そしてそのまま大学へ…
大学生活が始まっても、私の生理に対する認識は変わりませんでした。ある生理中、早めに教室についた私は「そうだ、授業が始まる前にナプキンを替えておこう」と思い、バッグから取り出したナプキンをそのまま机の上にぽんと乗せました。
すると、それを見ていた友だちが思わず「えっ! そのまま!?」と驚きの声を上げたのです。私もびっくりして「え……何か変?」と尋ねると、友だちから「変っていうか、男子もいる場所じゃ、生理用品は隠したほうがいいんじゃない?」と言われたのです。
急に恥ずかしくなってしまって…
友だちの言葉に、私は大きな衝撃を受けました。それと同時に、確かに大学では大声で生理の話をしている人や、剥き出しのナプキンを手に持ってトイレに行く人がいないことに気づいたのです。
ハッと急に恥ずかしくなってしまった私。「そうだったんだ! ごめんね、私が通っていた女子校ではこれが普通だったから!」と私が言うとをすると、友だちは驚きつつも爆笑。
その後、友だちが「じゃあ一緒に、ナプキン入れるポーチを買いに行こうよ!」と誘ってくれて、友情も深まりました。
自分が慣れ親しんだ環境での文化のまま過ごしていたら、新天地で大恥をかいてしまいました。あのタイミングで教えてくれた友だちにはとても感謝しています。
生理用品をオープンに扱っていた私は、同じ授業を受ける男子生徒に気まずい思いをさせていたのかもしれません。生理をタブー視するというのは違いますが、周囲が嫌な思いをしないような配慮は必要だなと感じた出来事です。
著者/ごとうゆき
作画/まっふ
監修/助産師REIKO
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