中学時代は生理が予測できなかった
中学生になって初めて生理になった私。生理が始まったばかりのころは毎月しっかり決まったサイクルで生理がくるわけではなく、いわゆる生理不順でした。たとえば、先月はきたけど今月はこない、なんてことも。
そのころは生理痛もほとんどなく、おなかに痛みを感じて「そろそろ生理がきそう」と予測することもできません。そのため、友人たちと約束した日が近づいてきても、プールに行くことがただ楽しみで、生理がくるかもしれないという懸念はまったく頭になかったのです。
女子トイレの中で…
プールに行く約束をした当日の朝も生理がきそうな気配はなく、生理用品を持たずに自宅を出発しました。しかし、プールで遊んでいる途中に何気なくトイレに行ったら……なんと、経血が漏れてきたのです!
「こんなに突然生理になることがあるんだ!」とびっくりし、トイレの中で思わずアタフタ。
トイレの中から助けを呼ぼうにも、友人たちはみな、今もプールで遊んでいる最中。水着を脱いで服に着替えるとしても、着替え終わる前に経血が漏れてしまう可能性があります。生理になったばかりの私はどう対処したらいいかわからず、困り果ててしまいました。
考えた末に私がとった行動は…
考えた末に私は、トイレットペーパーをたくさん股の部分に敷いて、一度水着を着用。水着は濡れていたので、トイレットペーパーが濡れてしまう可能性もありましたが、水着から服に着替える間の時間だけでも経血が漏れなければ、あとは友だちの誰かに事情を話して助けを求められる、と思ったのです。
急いで更衣室に戻り、服に着替えて再度トイレに戻りました。そこで下着にトイレットペーパーを巻きつけて、プールにいる友だちに助けを求めに行きました。服に着替えてもナプキンをしていない状態は不安なので、急いで向かわなくてはと、とにかく必死だったことを覚えています。
幸い、友だちのひとりがナプキンを持っていたので、ナプキンをもらってすぐにつけました。その間は応急処置のティッシュのみだったので、服に経血が漏れてしまわないか不安でしたが、経血が漏れてしまうことはなく、ホッとひと安心しました。
私が突然きた生理に必死に対処していたとき、友人たちは、トイレからなかなか戻ってこない私に何かあったのかと心配していたそうです。
突然生理になる経験が初めてだったので、そのあとはもうプールどころではなくなり、私が「ごめんね。今日は帰ることにする」と伝えると、友人たちも一緒に帰ることに。私だけでなく友だちもプールに行くのを楽しみにしていたのに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
プールのときに生理になるのは、もうこりごりです。この出来事がきっかけで、生理予定日に関係なくナプキンは常備するようになりました。
著者/ sugar111 佐藤 幸代
監修/助産師 REIKO
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