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「異常はなさそうでよかった」と思っていたら…まさか病気が見つかるなんて!?

私が「ピル」という名前を初めて聞いたのは、高校受験を控えていた中学3年生のころです。私は生理痛が重く、受験日に生理が重なって、力を発揮できなかったり試験が受けられなかったりすると困るからと、生理をずらす目的でピルを処方してもらいました。それからは継続的に服用することはなかったものの、あることがきっかけでピルと再会することになったのです。

もともと生理が重いほうで…

私はもともと生理が重く、立っていられなくなってしまうことも。経血量も多く、何回もナプキンを替えなければいけないくらいでした。

 

そのため、生理のたびに「おなかが痛いのは嫌だな」「経血が漏れないか不安だな」と思っていました。毎月「生理がこなければいいのに」と願ったほどでしたが、母親も生理痛が重いほうだったと聞かされていたので「このくらいの痛みは普通」という思い込んでしまったのです。

 

初婦人科で検査。医師から言われたのは…

生理痛は重かったですが、生理周期はきっちり。しかし、あるとき予定日を過ぎてもこなくなってしまったことがありました。不安に思った私は、婦人科を受診することに……。

 

このとき、新卒で会社に入り研修などで忙しくしていた時期。生理が遅れるなんて初めてで不安になったことを覚えています。

 

婦人科では、初めて検査台に乗り、超音波などの検査をしました。婦人科の先生が女性だったのでまだ抵抗は少なかったですが、下着も脱いで開脚させられて……と、当時20歳の私は羞恥心でどうにかなってしまいそうでした。

 

先生の診断としては、研修や環境の変化でのストレスで生理が遅れてしまったのでしょう、とのことでした。しかし、検査と同時に見つかったのは……初期段階のチョコレート嚢胞!

 

今すぐ手術が必要という訳ではなかったので、低用量ピルの服用で様子を見つつ治療することになりました。

 

低用量ピルを継続的に服用することに

低用量ピルの服用を始めると、生理痛が完全になくなるわけではないものの、以前のように倒れてしまったり、立っていられなくなることはなくなりました。また、以前に比べて経血の量もだいぶ少なくなり、頻回にナプキンも替えなくても大丈夫なレベルに。

 

人によっては、低用量ピルの服用開始から1~2カ月の間、ホルモンバランスの変化に体が慣れるまで、副作用で頭痛やだるさなどが起こることもあるそうですが、私の場合は中学生のときに服用したときと同じく、体調が大きく変化することはありませんでした。

 

飲み忘れてしまわないかだけが心配だったため、習慣づくまではスマホのリマインダー機能を使って飲み忘れないようにしていました。

 

低用量ピルを継続的に服用することになり、金銭面的に少し大変だと思うこともありますが、以前より生理とうまく付き合っていけていると感じます。また、偶然とはいえ、チョコレート嚢胞を早期発見できてよかったです。「生理が遅れている」ことを安易に見過ごさなかった20歳の自分に感謝したいと思っています。

 

自分の体のことなので、これからも変化に敏感になりつつ、気を付けていけたらいいなと感じた出来事でした。

 

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:青葉萌奈夏/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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