ドキドキのタンポンデビュー!
私の母は、タンポンに絶大な信頼を寄せるタンポンユーザーでした。そのため、母は私にも何度かタンポンをすすめてきましたが、「体内に異物を入れる」ことが怖かった私は断固拒否。
ですが、ある生理中、私は盛大に経血漏れを起こしてしまいました。そのときに「タンポンを使えば漏れにくくなるかも!? 使ってみよう!」と思ったのです。
母に使い方を教わり、いざ実践! しかし角度が悪いのか、少し痛みもありなかなかスムーズに入りません。トイレのドア越しに母の応援を受けながら、私はやっとの思いでタンポンを挿入しました。
タンポンが…ない!?
「お母さん、タンポン入ったよ!」とドアの向こうにいる母に報告し喜んだ直後、私はふと「本当にちゃんと入ったよね?」という不安に襲われました。そこでそっと指で腟口に触れてみると、タンポンのひもが……ない……!?
「タンポンはしっかり奥まで入れなければいけない」と思うあまり、私はタンポンをひもごと腟内に挿入していたのです。私は、トイレ前から立ち去っていた母を大声で呼び戻し「お母さんどうしよう! タンポン奥まで入れすぎたみたい! これじゃ出せない!」と伝えました。
半泣きでタンポンを捜索
そんなときでも、タンポン愛用歴の長い母は冷静でした。
「きれいに手を洗ってタンポンを探しなさい。ゆっくり指を入れれば痛くないから」
母はそう言いますが、私は「そんなの怖いよ!」ともはや半泣き状態。
しかし、母から「じゃあタンポンはこのまま入れっぱなしにするの? そのほうが怖くない?」と言われ、その通りだと思った私は仕方なくタンポンを探すことに。
捜索開始から約15分後、私は何とか腟内のタンポンに触れることができ、無事に取り出せました。
母はその後タンポンの再チャレンジをすすめてきましたが、私はこの出来事がトラウマとなり、以後タンポンを使えなくなってしまいました。しかし、時間の経過とともに少しずつトラウマも消えてきたので、最近はまた母オススメのタンポンにチャレンジしてみようかなと思っています。
※腟内に入ったタンポンを自分で取り出せなくなった場合には、産婦人科など専門医に相談しましょう。
著者/ごとうゆき
イラスト/おんたま
監修/助産師 REIKO
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