入るけど広がらない
初めて使用するということもあり、経血量の少ない1日目から使ってみることに。出産歴がありタンポンを使用したこともあったため、月経カップを使うことに抵抗はなかった私。
入れ方が難しいと聞いていたため、入るかドキドキでしたがカップをきちんと折り、足をしっかり広げると簡単に腟の中に入れることができました。
しかし、カップが腟の中で広がりません。一度取り出していろいろな折り方を試してみるうちに腟の中でカップが広がったため、念のためナプキンを装着し、数時間様子を見ることに。
2時間ほど使ってみると…
2時間ほど経って、トイレで確認するとナプキンに経血が。そのため、一度カップを取り出してみることにしました。
「入れ方が悪かったのかな?」と、カップの中に溜まった少量の経血を捨て、カップをきれいに洗ったあと、再びチャレンジ。
しかし、やはりカップが腟の中でなかなか広がりません。浴室に移動し、腟の中でカップを回してみたり折り方を変えてカップが広がるか何度か試して……ようやく成功。
経血量は少ない日でしたが床に経血が垂れ、手も汚れてしまいました。爪についた経血は1回の手洗いでは落としきることができず、「これは練習が必要だ」と思ったのと同時に、月経カップの難しさを実感しました。
慣れてきたころには…
翌日以降も入浴時や時間に余裕があるときなどで、カップを使ってみました。なかなかうまく広げられず苦戦しましたが、めげずに何度か挑戦していると、次第に自分にとってやりやすい方法がわかってくるように。
しかし、「次はうまくできそう!」と思うタイミングは、生理が「そろそろ終わる」というころ。慣れてきたころに月経カップを使わなくてもよくなってしまったため、次の生理で使用する際、また時間がかかってしまい、悪戦苦闘するはめに……。そんなことが数カ月続きました。
それから、数カ月続けるうちに短時間で月経カップを交換できるようになりました。月経カップは、ストレスなく使えるようになると「ナプキンを買わなくていい」「経血が出る不快感がない」など、メリットのほうが大きいと感じたため、これからも使っていきたいと思っています。
ただ、“慣れればラク”という口コミでもあるように、使いこなせるようになるまでは時間がかかるので、途中であきらめてしまう方もいるのではないかと思いました。生理用品にはいろいろなものがありますが、生活環境や性格で使いやすい商品は変わってくるのかなと感じた体験になりました。
著者/星野つき
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!