生理直前のお泊りデート
現在付き合っている彼と交際して半年ほど経ったころの話です。私たちは「少し遠出して旅館に泊まり、ぜいたくな時間を過ごそう!」とお泊りデートの計画を立てました。
しかし、お泊りデート直前に生理の予兆を感じた私はすぐ彼に報告。「ごめんね、お泊りデートの日は生理かも……」と暗にセックスできないことを伝えると、彼は「そんなの気にしないで! 生理になったら旅館でゴロゴロ過ごせばいいよ」と言ってくれたのです。
彼のやさしさに胸がじーんとした私は、安心してお泊りデートに出かけました。
途中で生理が始まり彼はパニック!
お泊りデート当日、結局夜になっても生理はきませんでした。1日ずっと一緒に過ごしたことでお互いのボルテージも高まり、私たちはいいムードに。
そのままセックスが始まりましたが、いざ挿入というタイミングで彼が「えっ!?」と大きな声を上げたのです。その声に驚いた私が彼に目を向けると、彼はとても慌てた様子で「だ、大丈夫? 血が出てる……」と言いました。
私はすぐに「生理が始まったんだ!」と思いましたが、彼は「自分が私の腟を傷つけた」と思っているようでプチパニックに!
彼の愛情を再確認
「痛かった?」「強くしすぎたかも」「ごめんね」とまくしたて、私に口を挟むすきを与えてくれない彼。私は「違う違う!」と何とか彼の言葉の間に割って入り「生理が始まりそうって言ってたでしょ? たぶん生理だと思う」と伝えました。
すると彼は、心底ほっとしたという顔。「じゃあ今日はセックスはせずに、くっついて寝よう」と言ってくれたのです。大好きな彼とセックスできなくなったのは残念でしたが、彼の一連の行動から愛情を再確認でき、とても満たされたお泊りデートでした。
彼は翌日のデートでも生理中の私を気づかって「おなか痛くない?」と聞いてくれたり、温かい飲み物を用意してくれたりして、とてもうれしかったことを覚えています。生理がきた瞬間は「セックスできないと彼ががっかりするのでは」と心配しましたが、自分のことよりも私を優先してくれる彼の姿を見ることができ、改めて彼に惚れ直しました。
著者/ごとうゆき
イラスト/マメ美
監修/助産師 REIKO
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