生後半年までベビーベッドをレンタル
わが家は子どもたちが生まれて間もないころ、ベビーベッドをレンタルしていました。赤ちゃんのおむつ替えや着替えをするとき、また、抱っこしたり寝かせたりするときにもしゃがまずにできてラクだと聞いていたからです。
そして生後6カ月のころ、寝返りをして動き回るようになるとベビーベッドは返却し、床に敷いたマットや布団の上でお世話をするように。ベビーベッドがなくても特に不便さは感じませんでしたが、上の子が生後8カ月を過ぎたころ、それまでになかったことが起こり始めました。
なんでこんなところに穴が?
ある日上の子を膝にのせて遊んでいるとき、私は自分がはいているズボンの膝のあたりに、小さな穴が開いているのを発見。最初は「あれ、こんなところ、いつの間に穴が開いたんだろう? 」と不思議に思いました。
そして自分の普段の行動を振り返り、ハッとしたのです。動き回る上の子を立ち膝で追いかけ、おむつを替えるとき、抱っこで寝かしつけた子どもを布団に寝かせるとき、離乳食を食べさせるときも、着替えさせるときも、いつも私は床やカーペットに膝をついていました。
それを毎日何度も繰り返すうちに、ズボンに穴が開くようになってしまったのです。私の場合は特に左膝をついているようで、穴が開くのはいつも左膝。よく見ると、膝そのものも左だけくすんでいるように見えました。
1度はおさまったものの……
それからはなるべく膝をつかないようにと意識してみたものの、余裕のないときも多く、たびたび左膝のところに穴を開けていました。穴の開いたズボンは、糸で縫って穴をふさぎ、部屋着行き。しかし1度穴が開いたものはまたすぐに穴が開き、しかたなくゴミ箱へ……。買い替えるときは、なるべく丈夫そうなズボンを選ぶようにしました。
ズボンに穴が開くという現象は、上の子が2歳になるころ1度おさまりました。やがて下の子が生まれ、また同じようにベビーベッドをレンタルし、半年後に返却。するとまたしてもズボンに穴が……。今度は2人のお世話でさらに余裕がなく、穴が開いていても放ったらかしで、そのまま公園へ行ってしまうこともありました。
子どもたちが大きくなり、もう私のズボンに穴が開くことはなくなりました。思い返せば、何度も穴が開くほど、膝をついて必死にお世話していたんだな、と懐かしく感じます。そして最近は、毎日元気いっぱいに遊んでいる4歳の息子のズボンによく穴が開くようになり、せっせと糸で縫っています。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。