マイペースな彼にイライラ
彼は家事が苦手なわけではないのですが、進んでやってくれるタイプではありませんでした。自分が他にやりたいことが一段落してから始めるようなマイペースな性格です。
一方で私は、先にやるべき家事などがあればひと通り先にやってしまいたいタイプで、彼と一緒に生活をしていて、そのペースだけが合いませんでした。そのため、私が合わせるよう努力していたのです。
結果、気づけば料理も掃除もほとんど私がやっている状態に。彼と同じように平日は仕事をしている私には、とても負担になってきてしまいました。
“掃除残し”を細かく指摘してきて!?
家事の中で私が特に苦手なのが掃除。それでも、苦手なりにいかに効率よくササッと片づけられるかを考えて日々こなしていました。平日は仕事終わりで疲れているので、掃除は大まかに。細かいところは休日にやろうという、いわゆる手抜きの掃除をしていたのですが……。
ある日、彼がやってきて「鏡の端が汚れている」「このあたりの床だけ髪の毛がけっこう落ちている」と細かいところを指摘してきたのです!
彼に悪気はないことはわかっているのですが、私はイラッとするばかり。私の心が狭いだけなのかなと自己嫌悪に陥ったこともありました。そのようなモヤモヤを抱えたまま、気づけば同棲してから数カ月が過ぎていき……。
掃除の分担を決めて解決?
ちなみに、家事の細かいことを指摘してくる以外に、彼に対して不満はまったくありませんでした。
だからこそ、結婚前にしっかり話して認識を擦り合わせておくべきだと、私からある提案をすることに。それは、「細かいところの掃除などは、時間があるときでいいから、彼に任せる」というもの。
主に、洗面所、浴室など、普段の掃除では行き届かない水回りの掃除、冷蔵庫の整理などです。これなら忙しい彼でも気づいたときや週末などにできますし、本人が納得いくまできれいに掃除ができるので一石二鳥なはずです。
この提案をすると、彼はまったく嫌な様子を見せず、二つ返事で了承してくれました。我慢せずに、思っていることは伝えてみるものだなと感じました。
この取り決めてからは、結婚後も彼は細かい部分の掃除や家事を約束通りしてくれます。この一件から、言い方に気を付けて伝えてみることの大切さに気づきました。相手に頼るということを覚えて、円満に暮らせています!
著者/伊藤みり
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じゃあ自分でやって。ってその場で言うわ。