私の作った料理をすべて激辛料理に変える夫
夫は激辛料理が大好きで、どんな料理にも香辛料をかけます。そのため、食卓には常に一味唐辛子、ラー油、チリペッパーソースが並んでいます。夫は私が何度も味見して作った料理を、ひと口食べる前に香辛料をぶっかけてしまうのです。せめてひと口ぐらい食べてから香辛料を追加するかどうか決めてよ! と、私はいつもイライラ。
そこで、そんなに激辛料理が好きならば最初から激辛にしてやろう! と計画した私。ピリ辛鍋を作ったときに、日頃の仕返しに夫の分だけ大量の唐辛子を入れてみたら……。
何も知らない夫は、激辛の鍋にさらにいつも通り一味唐辛子を追加し、食べた途端にむせかえっていました。それから夫は、必ずひと口食べてから香辛料を加えるようになりました。
夫のねぎ愛が強すぎて
夫は薬味ねぎが大好きです。そうめん、鍋もの、野菜炒めなど、いろんな料理にねぎを山盛りかけて食べます。ねぎ好きの夫に「ねぎを常備しておいてほしい」と言われた私は、毎週大量のねぎを購入し、冷蔵庫にストックしています。
しかし、あまりにもねぎの価格が高騰し、躊躇して買わないでいたことがありました。すると、夫が「ねぎがない!!」と怒り出したのです。腹が立った私は、「毎日ねぎねぎうるさい! 白米の代わりに一生ねぎでも食べてろ!」と言い返しました。
こんなふうに、夫のねぎ好きが原因となって夫婦喧嘩になったこともあります。
ビタミンC、そんなに必要!?
夫は風邪をひくと、決まってオレンジジュースを飲みます。その理由は、「ビタミンCをとると風邪が早く治るから」とのこと。理由には納得できるのですが、問題なのはその量で、夫は風邪のときにオレンジジュースを毎日2リットル飲むのです!
「ビタミンCは一度にとっても体に吸収できる量が決まっているから、適量を飲めばいいんだよ?」とアドバイスしても、聞く耳を持たない夫。オレンジジュースを飲めば飲むほど風邪が早く治る、と思い込んでいるようです。
あまりにも私の意見を聞き入れないため、もしかしたら風邪を治すための夫なりの願掛けなのかな? と思って、夫の好きなようにさせています。
夫の食に対する変なこだわりに呆れることもあります。でも、自分でねぎを切ったり、香辛料を追加したりと、夫がひとりで勝手にやっていることなので、もう好きにして〜と思えるようになりました。
そして、実は私も、三度の飯よりチョコレートを優先してしまうぐらいのチョコレート大好き人間。なので、夫ばかりを責めるわけにもいきません。
お互いに好きな物ばかり食べすぎて栄養が偏らないよう、注意しあいながら暮らしていこうと思います。
著者/斉藤菜々子
作画/村澤綾香
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