普段は頼りになる、面倒見の良い長男が……
普段から弟のことが大好きで、弟のために牛乳を汲んであげたり、一緒にダンスをしてあげたりと、面倒見の良いお兄ちゃんだった4歳の長男。その日はワンオペだったので、和室で仲良くプラレールで遊んでいる2人を背中に、私はキッチンでお昼ごはんの準備をしていました。
しばらくして、「やめて! 」という長男の声のあと、ドンと畳に次男が倒れる音がしました。どうやら、長男のお気に入りのきかんしゃトーマスに出てくるパーシーのおもちゃを次男が横取りしたようです。そして、思わず長男は怒って次男を押し倒してしまったらしいのです。
頭から血が……! 焦る私
運悪く倒れたちょうど頭の位置に、硬めのプラスチック製ペンギンのおもちゃが転がっていたのです。子どもの親指くらいのサイズのくちばしに後頭部があたって、次男の頭から出血が! このとき頭からの出血を初めて見た私は、血が止まるのか心配でパニックに。
次男を抱きかかえ止血しながら、敷地内同居をしている義母に助けを求めました。白いフェイスタオルの3分の1以上が鮮血で染まっていました。長男は驚いた様子で、まさかこんな大事になるとは思ってもみなかったようです。
とりあえず病院へ
長男を義父に預け、義母の運転で近くの外科に。いざというときにサポートしてもらえるありがたさを感じ、このときばかりは敷地内同居をしていてよかったと心から思いました。土曜日の午前中だったので病院も開いており、優先的に診察してもらえました。
レントゲンを撮ったりしましたが、幸いけがは大したことはなく、縫合も不要とのこと。帰宅すると真っ先に長男が駆け寄ってきて、次男に「ごめんね」と謝っていました。
長男は感情を抑えきれず、これまでも手を上げることがありました。それをわかっていながら、長男に次男のことを任せっきりにしてしまったこと、尖ったおもちゃを捨てずにいたことなど、私自身も反省すべき点がいくつかありました。長男も大好きな弟にけがをさせてしまったことを反省している様子で、事件以来一層やさしく接するようになりました。これからは安全対策をしっかりして、子どもをきちんと見守りたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
著者:鬼頭いちか
5歳と2歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。夫は単身赴任中。貿易関連の資格を多数保有。