毎朝、お祭り騒ぎのわが家
夫が出勤し、子どもたちが起きると、静かな朝からお祭り騒ぎに一変します。長男はぐずって大泣きが始まり、その様子を見て次男も泣きだす始末。
そして、やっと朝ごはんが終わったかと思うと、長男は次男にいたずらしたり、次男が遊んでいたおもちゃを奪ったりするので、今度は次男の大泣きが始まるのです。
また、長男は家の中のありとあらゆる物で遊びだし、あっという間に家の中がぐちゃぐちゃ。毎朝、起床して1時間で私はどっぷり疲れてしまいます。
我慢の限界!怒りに任せて…
ある日、そんな毎朝に疲れ、パソコンでの仕事や家事がまったく進まない私は子どもたちに大激怒! 子どもたちの泣き声を聞きたくない私は、「もう外へ出なさい!」と怒りに任せて泣きわめく子どもたちを急ピッチで着替えさせ、朝の8時に庭へ出したのです。
様子を見ていると、最初の5分は機嫌が悪く泣いていた2人。しかし、その日は朝から天気が良く、長男は早速、庭にある物で勝手に遊びだしました。次男はベビーカーの上で、風に揺れる木を眺めてウトウトし始めたのです。
親子にとって良い解決策に!?
このとき私は、「家の中は空間が狭いけど、庭は花が咲いていたり、飼っているニワトリがいたり、退屈しないんだ」と気づいたのです。それから、私は天気が良ければ朝から子どもたちを庭へ出し、子どもたちの様子を見ながら家事や仕事を進められるようになりました。
長男は遊び疲れると家の中に戻ってきて、おもちゃでひとり遊び、次男は誰にも邪魔されず、再びゆっくり朝寝をしています。私は「家族でもお互いの距離を保つことは大切だ」と気づきました。
朝から2人の幼い子どもたちの対応に追われて疲れていた私。怒りに任せた行動が、ひとつの解決策になりました。幸い私たちは田舎に住んでいるので、庭は広く、車も通らない安全な環境。そのため、“朝から子どもたちを外へ出す”ことは、私たちにとって良い方法でした。これからも子どもが過ごしやすい環境を作り、私も家事や仕事がスムーズにできるよう行動していこうと思います。
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著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。