「実際には買わない!見るだけ!」と主張する夫
夫はファッションやオシャレが大好きで、服や靴、メガネ、小物などにかなりこだわっています。独身時代は、欲しいと思ったものは高くても必ず手に入れていたそうです。
結婚後は、家計を考えて買い物は控えている夫。でも、1年に1回くらい独身のころに戻ってしまったかのように、高額な衝動買いをしてしまうのです。
欲しいものがあるとき、夫は決まって「仕事を頑張るために良いものを見に行きたい。高いものはまだ買えないから、ちょっと見に行くだけ! 一緒に行こう!」と言って誘ってきます。
5万円のアウターを衝動買い宣言!
あるとき、いつものように夫に誘われて、あるショップに行ったときのことです。
夫はどうしても欲しいアウターを発見してしまい、店員さんに熱心に話を聞いていました。夫が気になっていたアウターは5万円。これはもしかして買ってしまうのでは? と私は不安に思いましたが、夫は「一旦、帰って奥さんと相談します」と言ってお店を出ました。
しっかりと店員さんのすすめを断ったので、今回は衝動買いはせず本当に見るだけなんだな、とホッとした私。
しかし、安心したのも束の間。車に戻った途端、夫は「どうしても欲しいから買う!」と宣言したのです。先ほど夫自身が「奥さんと相談する」と言っていたので、私にも口を出す権利はあると思って反対しました。
最初から買うつもりだったことが判明
私が反対した理由は、衝動買いをするにしては金額が高いというのももちろんですが、季節は春。これから暖かくなるのに5万円の厚手のアウターを買うことにも反対でした。
しかし、夫は本当は私に相談するのではなく、私に買う宣言をするためにお店を出ただけだったのです。勝手に買ったら私が怒ると思ったらしく、「反対されても何が何でも自分は買う!」という意志表明のために一旦お店を出たのだと、説明されました。
結局、私と夫の話し合いはらちがあかず、夫は強行突破でアウターを買うためにお店に戻っていきました。
その帰り道の車中で、私が「ちょっと見に行くだけと言って私を買い物に誘ったけど、本当は最初から買う気だったんでしょ? 私を連れていくのは反応を見るためなの?」と聞くと、夫からは「バレた?」との返事が!
これには呆れて何も言えなかった私。欲しかったものを買えてホクホク顔の夫とは逆に、私は無言のまま重々しい空気で帰りました。
今年は5万円のアウターですが、去年は10万円相当のダウンベスト、一昨年は20万円相当のメガネと、振り返ると毎年1回は高額な衝動買いをする夫。
毎回、同じ手口で騙されて夫の思い通りになってしまうので、私も学習していないんだなと反省しました。買う気はないように装って誘ってくるのが、夫の常套手段です。今後は絶対に惑わされず、「ちょっと見に行くだけ」と言われても猛反対すると心に決めています。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
作画/しお
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