結婚前に職場の先輩から聞いていた噂
私の職場には、夫婦仲の良い女性の先輩がいました。共働きでもうまく家事を分担しながら過ごしているコツを聞いたところ「相手の良いところだけを見て、ちょっと嫌だなと思うことには気付かないふりをすることだよ」とアドバイスされたことがありました。
具体例を聞くと「夫が料理をしたあとは、野菜の切りくずでキッチンが汚れてるの。けれど、キッチンが汚いというと、料理をする気力までなくなるだろうから、黙ってこっそり掃除してる……」とのこと。料理でそんなに汚れるのだろうかと、そのときは信じられませんでした。
実際に同棲してみてわかった事実
私たち夫婦は結婚前はそれぞれひとり暮らしをしていました。時おり、相手の家に泊まりに行って食事を作ってもらうこともありましたが、夫の家のキッチンは汚れが気にならない程度でした。
「彼の場合、先輩から聞いていた話は当てはまらないかも知れないな」と思っていましたが、同棲してそれは勘違いであることがわかりました。
同棲後、夫に夕飯作りを任せると、まな板の置いてあった周りや床に野菜の切りくずが落ちているのです。しかも、私にははっきり見える大きなものであっても、なぜか夫は気付いていないようで……。
私の夫もキッチンに立つと汚すタイプの人だったのです。
ぐっとこらえてキッチン掃除をする私
あまりの汚さに、ひと言言いたい気持ちになるのですが、そんなときは先輩に言われた言葉を思い出しています。
夫が進んで料理をやってくれるのはとてもありがたいことなので、やる気をそがないよう、私は夫が見ていないところで、こっそりとキッチン掃除をすることに決めています。
もちろん、夫が自主的にキッチンを汚さないようになってくれればそれに越したことはないです。しかし、おそらく「汚い」と思う基準が私と夫では違うのでしょう。その違いを無理に埋めようとするよりも、良いところだけ感謝しつつ、うまく付き合うほうが夫婦にとってプラスだと思っています。
今日も夫が料理を作ってくれましたが、お皿洗いのついでにシンクやキッチンの床をこっそり掃除しました。
お金のことや子どものことなど、夫婦にとって重要でしっかりとすり合わせをしないといけない部分については、見て見ぬ振りせず夫と向かい合っていきたいと思います。しかし、そうではないことについては、うまく受け流すのも、夫婦仲良く過ごすコツだと学びました。これからも、2人で笑顔で毎日を過ごしていきたいので、夫とのうまい付き合い方を模索していきます。
著者/mgmg
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