できるだけお下がりへ
わが家には7歳の娘と4歳の息子がいます。私は上の子が赤ちゃんのころから、2人目のことを考え、洋服や育児グッズなど、なるべく男女どちらでも使える物を選んでいました。例えば、色は黄色やモノトーン、柄は無地やボーダーなどです。
上の子が大きくなって使わなくなると、汚れのないきれいな物を厳選し、引き出しのお下がり専用スペースへ保管。それらが下の子にちょうどよくなると、再び出してきて使うようにしていました。
ピンク&フリフリブームの到来!
上の子は4歳くらいになると、女の子のキャラクターやお姫さまへの憧れで、フリフリのレースがついた物や、リボンがたくさんついた物などを好むようになりました。洋服だけでなく、肌着や靴下も全部フリフリ。上着や靴も、どこか1つでもかわいいポイントがないと使ってくれませんでした。
色はピンクが一番好きで、一緒に服を買いに行ってもモノトーンやシンプルな服は眼中になし。タンスの中はほとんどピンクで、服に名前をつけるシールでさえ、ピンクじゃないと嫌だと言っていました。ピンク&フリフリブームは5歳になるころ落ち着き始め、小学生になるころには終了。その後、短い水色ブームを経由し、今はモノトーンや無地など、シンプルな物を好むようになりました。
下の子にもこだわりが…
下の子は現在4歳。一応とっておいたピンクの服を見せると、「これは着ないよー」と、当たり前じゃんという顔で下の子が言いました。私はそうだよね、と思いながら一緒に新しい物を選んで買っています。すると、それまでお下がりが当たり前だった息子にも、だんだんこだわりが出てきました。
色は青や緑を好み、柄も大好きな乗り物や恐竜など、よりかっこいい物を選ぶように。経済的にはお下がりのほうがありがたいのですが、子どもたちが楽しそうに好きな物を選ぶのを見ていると、男女の姉弟ってこういうものなんだな、と思いました。
女の子だからピンク、男の子だから青と決まっているわけではないのに、子どもたちが選ぶときっぱり分かれるのが不思議でした。最近はまたユニセックスな物が増えてきて、お下がりにとっておくことができています。数年後、下の子が使ってくれることを願いながら、なるべくきれいにして引き出しにしまっています。
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著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。