胎児は羊水の中で動けるようになると、羊水を飲んだり、おしっこをしたり、生まれてからの練習をしているともいわれています。おならやおしっこ、あくびなど、胎児がしていると言われている行動について解説します。
胎児はいつから動くの?
胎児がおなかの中で動くことを胎動といいます。8週くらいになると、胎児はおなかの中で動き始めているそうなんです。
個人差はありますが、ママが胎動を感じるのはだいたい18~22週くらい。胎動の感じ方はポコポコという振動やブブブというおならのような振動などさまざまです。
どんなことをしているの?
胎児はおなかの中で、さまざまなことをしています。ダイナミックに回転したり、手足をばたばた動かしたり、キックしたりパンチしたりかなりアクティブです。このような動きはママも「今動いた!」と感じることができます。
ピョコピョコと感じるときは、しゃっくりをしているときです。また、胎児は羊水を飲んでおしっこをしています。これは消化器官や腎臓の機能を訓練しているのです。
おならと感じるブブブの正体は?
ブブブというのはおならではなく、ママの腸が動いている音だといわれています。おならは腸内にガスが貯まることで発生するので、空気を飲んでいない胎児はおならをつくることができないためです。
筆者の妊娠中も、よくブブブという振動を感じていました。その音を感じたときにおなかを見ていましたが、動いてはいませんでした。おなかが大きくなると内臓が圧迫されてしまうので、今までは感じなかった自分の腸の動きも感じるようになるのですね。
おならだと感じていたのは、おならではない!ということですね。妊娠中のママにとって、胎動は動くたびに「何してるのかなぁ」と気になります。生まれるまでの赤ちゃんとのコミュニケーション、楽しんでくださいね。(TEXT:吉井ゆみ)