これは…尿漏れ?破水?
出産予定日10日前の夜、長女と寝落ちした私。このころの私はすごく頻尿で、朝までの間に5回はトイレで起きている時期でした。この日も2度目に起きたのが夜中の0時くらいで、残業で遅く帰って来た夫はお風呂を出たばかり。「今日の長女はこんなんやったよ」などたわいもない話を少しして寝ようと思ったとき、下のほうから何かが出たような感じがしました。
「尿漏れかな?」と思い、再度トイレに行ってナプキンを着けました。ところがナプキンでは追いつかない量でどんどん出てくるのです。「え! もしかしてこれ破水かな!? わからんわからん!」と夫に言うと、「聞いたことあるけど何? え? どうしたらいいん?」とアラフォー夫婦が夜中にてんやわんやしてしまいました。
やっぱり破水だった!
ひとまず大きいナプキンを着けた上からタオルを巻き、病院へ連絡。「それは破水ですね。いつ生まれてもおかしくないので、すぐ来られますか?」とのことだったので、長女を起こし事情を説明した上で実家に預かってもらうことに。長女とは退院までお別れ……。コロナ禍で入院中は誰にも会えない決まりでした。
そして20分ほどで病院に着き、陣痛室へ案内されました。助産師さんに「出産は朝になるかも」と伝えられたので、夫は私が入院する部屋で仮眠することに。7時くらいになって子宮口がずいぶんと開いてきたので分娩室に移動すると同時に、夫も助産師さんに呼び出され、一緒に分娩室へ行きました。
夫と一緒に乗り越えた出産
分娩室に入ったとき、まだ余裕があったので「もうすぐ○○(長女)登校するなぁ。朝ごはん食べたかなぁ。ばぁばは髪の毛結えないけど大丈夫かなぁ」と、夫と長女の話ばかりしていました。それから一気に陣痛の痛みは増し、先ほどのようにはもちろん喋れず、「もう無理!!」と何度も思いながら夫の手を握って必死にいきむ私。
そんなこんなで30分も経たない間に、元気いっぱいに泣く次女が生まれました。生まれた瞬間、「○○(長女)と同じ顔や」と笑顔で言う夫。出産はやはり壮絶でしたが、新生児はもうかわいくてかわいくて愛おしくてたまりませんでした。
雑誌やネットで「破水」というワードを見たことがありましたし、何となくどういった感じかわかっているつもりでしたが、いざ自分が体験するともう頭が真っ白に。破水になるとどうなるのか、何が必要でどう対応したらいいのかを考えておけばよかったなぁと思いました。今後3人目は考えていませんが、シミュレーションが大事だなぁとしみじみ感じた出産でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:石井ゆうき
9歳と1歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。1人目出産直後に夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。