さっきまで元気だったのに…
その日は通っているスイミングのテストの日でした。レッスンを終えるまではとても元気で、当日のテストには見事合格。息子はとても喜んでいました。
しかし帰宅後、急に元気がなくなり「頭が痛い」と言ってぐったりする息子。熱を測ると38.3度。さっきまで元気だったのに急に発熱し、「時季的にインフルエンザかもしれない」と考えて小児科へ車を走らせました。
発症した次の日の様子とは?
検査の結果、溶連菌感染症ということが判明。抗生剤をもらって帰宅しました。翌日は幼稚園をお休み。いつも発熱して幼稚園を休んだ際は、朝食後、横になってテレビを見て過ごすことが多いのですが、今回はテレビを見始めたものの、すぐに寝てしまっていました。
普段はお昼寝をしないのに、午前中のうちから4時間くらい寝ている状況。起きたと思ったらトイレへ行って、横になったと思ったらまたすぐに寝てしまいました。夕方までずっと寝ている状態で、大丈夫なのだろうかと心配になるほどでした。
発症した翌々日以降の様子とは?
次の日は37.5度程度の熱は残っているものの、息子はテレビを見る元気はありました。食欲も少しでてきたようで、前日はほとんど口にしなかった食事でしたが、パンやくだもの、ヨーグルトなどは食べることができました。
そしてその翌日には無事平熱に回復し、息子はいつも通り元気な様子に。幼稚園へ登園許可証の提出は必要ありませんでしたが、小児科で登園許可をもらった上で登園することもできました。
熱が下がっても安心できない合併症とは
小児科の先生によると、「溶連菌を体内から確実になくさないと、合併症で腎臓病になることがある」とのこと。
そのため元気になったあとも薬の服用は継続し、処方された薬をすべて飲み切りました。そして、発症してから3週間後に小児科にて尿検査を実施。腎臓にも特に問題はなく、やっと安心して生活できるようになりました。
これまで息子はインフルエンザやノロウイルスなど、いろいろな病気を経験しましたが、今回の溶連菌感染症が一番つらそうに見えました。また溶連菌が原因で腎臓病になるリスクがあることを知り、「もし小児科で検査をしていなかったら…… 」と考えたら、少し怖いなと思いました。急な発熱の場合は様子を見るのではなく、専門機関に相談し、必要に応じてきちんと検査することが大事だなと実感した体験でした。
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監修/助産師 REIKO
著者:福田ひろみ
2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、7歳、5歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。