体験談&マンガ投稿コンテスト開催中!
この記事は、「体験談&マンガ投稿コンテスト」の予選通過作品です。この体験談について「共感できた」「参考になった」と思った方は、記事のタイトル下にあるハート♡を押して応援をよろしくお願いします。感想コメントもお待ちしています!
また、コンテストは2022年8月31日(水)まで開催中! ご自身の体験談をベビーカレンダーで記事にしてみませんか? 受賞者さまには総額20万円分のプレゼントをご用意していますので、ぜひ奮ってご参加ください♪
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風邪を引いた弟
風邪を引いた機嫌の悪い弟を、母と何とかあやしながら病院に到着しました。弟はおとなしく待っていられず、ぐずったりして大変だった記憶があります。病院はとても混んでいたので、今思えば長い待ち時間は2歳の弟には苦痛だったのかなと思います。やっとの思いで診察が終わると、たしか1週間分ぐらいの薬をもらっていました。そして、薬が甘くておいしいのか、弟は嫌がることなく飲んでいました。
家に帰ると、雨がポツポツ降ってきました……。薬をダイニングのテーブルの上に置き、母に言われて2人でほんの一瞬洗濯物を走って取り込みにいきました。2人で一気に取り込んだので、かかった時間は2、3分程度だったと思います。
弟が持っていたのはまさかの…!
しかし、その目を離した隙に、素早い弟はダイニングの椅子を登って、薬ボトルを手に持っていました。そして中身をよく見たら、なんと空っぽ! 母はもう大慌てです。その姿に、弟はびっくりしてキョトンとした顔……。母は小児科に電話をして、もう一度弟を連れて小児科へ向かいました。そしてすぐに診察室へ通されました。
何をするのかと思ったら、鼻からチューブで飲み込んだ薬を出すことになりました。私は暴れる弟を母と看護師さんと一緒に押さえました。「かわいそうだなぁ」という気持ちと、「ちゃんと見てあげていたら……」というごめんねの気持ちでいっぱいの中、無事、薬は取り出されました。
大人になった今…
母と私はすぐに、涙と鼻水でいっぱいの弟を抱っこしたりしてなぐさめました。その後も日に日に行動範囲が広がる弟。母は弟の手の届かない場所(食器棚の上の方)を探しては、薬や危ないものを隠すということを繰り返していたように思います。
いま第一子妊娠中の私は、この、弟の衝撃の出来事を思い出しました。そしてこれから自分の子どもには同じことが起こらないよう、気をつけないと、と思っています。
※家の中には乳幼児が誤って飲んだり食べたりするかもしれない、危険なものがたくさんあります。触られて困る物は高いところに置く、ボタンや硬貨・電池など口に入りやすい物を出したままにしないなど、整理整頓とこまめな掃除で誤飲を防ぎましょう。また、家の中で事故やケガをすることもあります。浴槽の水を抜いておく、高いところに登れないように階段に柵を取り付けるなど、事故やケガの対策もしっかりおこないましょう。
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著者:ゆずの実
第一子妊娠中のワーママです。