どうしても寝ない! 格闘する日々
息子が生まれてから、私は遅くても20時には寝かせるように意識していました。新生児期から生後半年ごろまでは特に問題なく寝てくれていた息子でしたが、生後半年を過ぎたころから、夜寝かしつけをしてもなかなか寝てくれない状態に。
抱っこでゆらゆらしてみたり、歌を流してみたりといろいろと工夫していましたが、息子はベッドに向かってから2時間泣き続けて寝ないこともあり、私と夫は毎晩息子の寝かしつけと格闘していました。
もし自分だったらと考えてみたら……
毎晩20時までにはベッドに向かうのですが、まったく寝る気配がなく泣く息子。私は、なぜ息子が寝ないのかを自分の立場に置き換えて考えてみることにしました。息子は毎日長時間お昼寝をしています。
そして、私と夫は20時以降を夫婦の時間としてテレビを見たり、話をしたりしています。息子からすると、眠たくないのに無理やり寝かしつけられ、自分が寝たあとに大人が楽しそうにしているのは確かに嫌だよね……と私は気づきました。
寝る時間を遅らせてみたら?
夜、スムーズに寝かしつけをするために息子のお昼寝を短くすることも考えましたが、お昼寝の間に家事をおこなっているので、なかなか早く起こすことができません。そんな調子で引き続き毎日お昼寝をたくさんしていた息子。
眠たくない! もっと遊びたい! という気持ちの状態で無理やりベッドに連れて行かれても、寝る気にならないのでは? と考えた私は、息子の寝る時間を遅くしてみることに。20時を過ぎてもベッドに連れて行かずにリビングにいたところ、息子は上機嫌で遊び、22時ごろになって眠そうに親指を咥え始めたタイミングでベッドに運ぶと、5分も経たないうちに眠ってくれました。
格闘しても遊ばせても寝る時間は同じ
毎日息子の寝かしつけと格闘していたのに、寝る時間を遅くしただけであっさり寝てくれたのは本当に驚きでした。
とはいえ、息子はまだ1歳。22時に寝るなんてどうなの? と思いました。しかしよく考えてみると、寝かしつけに手を焼いているときも20時にベッドに行き2時間格闘していたため、結局息子が寝始める時間は22時ごろだったのです。寝る時間が変わらないなら、2時間格闘するよりも2時間遊ばせたほうがお互いストレスがなくて良いと感じました。
現在わが家では、寝る時間を決めず眠そうなタイミングでベッドに誘導しています。そのためか、息子はベッドに入ってから5分で寝るようになりました。夜ふかしが習慣にならないように朝起きる時間や昼寝の時間を調整する必要がありますが、寝かしつけ苦戦することがなくなりストレスフリーです。
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著者:鮫島彩美
1歳の男の子のママ。2年の不妊治療経験があり、念願の子育てを満喫中です。妊娠を機に仕事を退職したことでお金や保険に興味を持ち、現在はファイナンシャルプランナーの資格取得を目指しています。